2024年年末年始のお出かけ事情とレジャー費高騰の影響

2024年年末年始のお出かけ事情

2024年の年末年始、家族でのお出かけはどのような傾向が見られるのでしょうか。国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社が実施したアンケート調査の結果を基に、最新のトレンドを紹介します。

家族での年末年始のお出かけ先

アンケートによると、今年の年末年始の家族のお出かけの1位は「帰省」で35%。親族と過ごすことを選ぶ家族が多いようです。その後に「テーマパーク・遊園地」が38%、続いて「公園・総合公園」が28%と、寒さにも関わらず屋外でのレジャーが好まれる傾向が見られます。また、「ショッピング」や「動物園」、冬季に人気の「温泉」も上位に入っています。冬における家族の楽しみ方として、屋外施設が引き続き人気を集めていることが浮き彫りになってきました。

昨年との比較

昨年の年末年始と比較すると、特に「テーマパーク・遊園地」や「動物園」の人気が高まっていることがわかります。最近の夏は気温の高騰や異常気象により屋外の楽しみが影響を受けていたため、寒い冬にはできる限り外に出かけようという需要が高まっているのかもしれません。

宿泊を伴うお出かけとその割合

宿泊を伴うお出かけの予定は約31%とされ、家庭の事情により日帰りでの外出が選ばれることがほとんどです。秋や夏休みと比較すると、年末年始の宿泊を伴う傾向が低くなっているのは、家で過ごしたいという気持ちの表れかもしれません。

海外旅行の現状

近年の海外旅行はどうなっているのでしょうか。アンケート結果によると、海外旅行を予定している家庭はわずか2%で、98%が行かないと答えています。これはコロナ禍を経て、家族での海外旅行の敷居が高いことを示しています。

家族がやりたいこと

2024年年末年始に家族がやりたいことを尋ねたところ、「雪遊び」や「ウィンタースポーツ」が多く聞かれました。また、「温泉」、「キャンプ」、「テーマパーク」に行きたいという希望も目立ちました。冬ならではの体験を重視する家族が多いようです。

金銭的な負担とその影響

宿泊費やレジャー費の高騰が、家庭のお出かけに影響を及ぼしています。多くの家庭が「スキーに行きたいが費用が高い」「海外旅行は高すぎる」と感じていることがわかります。特に、物価上昇を背景にしたレジャー費の高騰が、家族のお出かけを難しくしている現実があります。また、「イルミネーションを見たいけれど寒さで出かけにくい」という意見も少なくありません。

まとめ

2024年の年末年始、家族旅行は帰省や屋外施設が中心で、宿泊に関しては約3割が計画している様子です。特にレジャー費の高騰が影響を及ぼしており、さらに子ども連れの家族が特有の課題を抱えていることも浮き彫りになっています。冬ならではの楽しい体験を企画するためには、経済的課題に対する解決策や新しい取り組みが求められています。これからの季節、家族での楽しいお出かけを実現するために、工夫がおおいに期待されます。