ライフライン停止時の注意
2025-08-28 11:48:41

災害時の安全確保を!ライフライン停電時に重要な注意点

災害時の安全確保を!ライフライン停電時に重要な注意点



自然災害が頻発する日本では、あらゆる事態に備えている人が多くいます。地震や台風、豪雨などの自然災害が発生した際に、特に重視されるのがライフラインの停止です。そこで、カセットボンベや携帯発電機といった製品が災害時に果たす役割について、正しい取り扱いと注意点を解説します。

ライフラインの停止と備え


災害の影響でガスや電気が止まってしまった場合、代替手段としてカセットボンベや携帯発電機を使用することが考えられます。多くの人は、災害への備えとして、これらの製品を用意しています。しかし、一つ留意しておくべきポイントがあります。それは、これらの製品の使用方法を誤ると、製品事故を引き起こす可能性があるということです。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)によれば、2020年から2024年の5年間にカセットボンベ等の事故が204件、携帯発電機の事故が21件発生しています。

経年劣化を見逃さない


カセットボンベは、経年劣化が重大な事故の原因となることがあります。特に、Oリングやパッキンといった部品は時間とともに劣化し、ガス漏れを引き起こす危険性が高まります。製造から長い期間が経過したカセットボンベは、必ず使用期限を確認し、使用期限が近いものは早めに使い切るよう心掛けましょう。また、保管時には40℃以上の場所や熱源の近くでの放置は禁物です。火災のリスクが高まります。

正しい使用方法の確認


カセットボンベを使用する際は、裏面にある取扱説明書を必ず確認してください。間違った装着や使用方法を続けると、ガス漏れや火災の原因になる可能性があります。装着後に異音や異臭を感じた場合は、直ちに使用を中止し、安全な場所に移動させてください。無理な点火操作は避けるようにしましょう。

携帯発電機の使用上の注意


携帯発電機は、屋内での使用は厳禁です。屋外の風通しが良い場所でのみ使用し、排ガスによる一酸化炭素中毒のリスクを常に念頭に置いてください。また、排ガスが入らないよう、風向きにも注意を払いながら使用場所を選ぶことが大切です。さらに、雨天時には感電のリスクを避けるため、濡らさないよう配慮しましょう。

マインドセットを忘れずに


「備えあれば憂いなし」と言われますが、準備があるからと安心しすぎないことが重要です。実際に使用する状況になったとき、自分が用意した製品が正常に作動するかどうかを確認することが、自分と家族の命を守る第一歩です。

定期的なチェックとメンテナンスを行いながら、今回で紹介したNITEの推奨事項を参考にして、万全な備えを整えていきましょう。製品のリコール情報にも目を光らせ、最新の情報を入手し続けることが、事故を未然に防ぐ鍵です。

最後に


災害は突如として訪れます。それに備え、備蓄・準備を行っていても、使用方法や劣化についての知識が必要不可欠です。正しい知識を持ち、いざという時に冷静でいられるように心掛けましょう。


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会社情報

会社名
製品評価技術基盤機構(NITE)
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