富士通ゼネラルハートウエアが「もにす認定」を取得
株式会社富士通ゼネラルハートウエア(FGH)は、8月26日に行われた認定式を通じて、障がい者雇用の優良な中小事業主として「もにす認定」を取得したことを発表しました。この認定は、障がい者雇用の促進や安定を目的とする取り組みの実施状況が優れている企業を、厚生労働大臣が認定するもので、FGHの取り組みが高く評価された証と言えます。
特例子会社としての使命
FGHは2004年に特例子会社として設立され、1970年から障がいを持つ方の雇用に携わっています。グループの企業理念「共に未来を生きる」の下、全社員がそれぞれの特性や個性を活かせるような環境を整え、作業方法や指導方法に工夫を凝らしています。また、障がいのある社員が自立して働けるよう、積極的な支援を行っています。
実習や見学会を通じた社会参加の促進
FGHでは、社外の方々に対して実習や見学会を積極的に実施しています。特に、高校生やその保護者を対象とした見学会を通じて、社会参加の重要性を伝え次世代の勤労観や職業観を育む取り組みを行なっています。これにより、障がいがあっても無理なく仕事を得て自立できる環境作りをサポートしています。
認定取得の背景
今回の「もにす認定」では、FGHが障がいを持つ社員の個性や能力を最大限に活かすための体制づくりや仕事づくりに加え、過去3年間で新規雇用者の定着率が100%であったこと、さらには、仕事に対する満足度調査で90%以上の社員が肯定的な回答を寄せたことが評価されました。
FGHは、今後も地域社会と連携し、障がいを持つ方々がより広く活躍できる環境を築いていく所存です。グループ全体としても、地球との共存や社会への貢献、社員との共感を大切にしたサステナブルな経営を推進しています。
富士通ゼネラルハートウエアについて
FGHは、設立から20周年を迎え、親会社の施設内での清掃や庭園管理、国内向けの販促物の梱包・発送といった業務を行っています。従業員数は50名で、知的障がいを持つ36名、身体障がいを持つ3名、精神障がいを持つ1名が在籍しており、それぞれが多様な業務に取り組んでいます。
まとめ
FGは今後も、「もにす認定」の取得をふまえ、障がい者雇用のモデルケースとして地域での役割を果たしていくことでしょう。多様性を尊重し、互いが活躍する環境を整えることで、より良い未来を創造する努力を続けていきます。