大阪のビジネスコンテストで輝いたセカンドハート
2025年2月18日、大阪の堺商工会議所で開催された第6回創業ビジコンにおいて、株式会社セカンドハートが最優秀賞を受賞しました。このコンテストは、AIやデジタルトランスフォーメーション(DX)を活用し、社会の課題解決に向けたビジネスプランを評価するものです。セカンドハートは、糖尿病患者の生活品質を改善することを目指して開発したクラウド型フットチェックアプリ「Steplife」が高く評価され、見事に受賞しました。
コンテストの概要
主催者である大阪信用金庫の手引きで行われたこのコンテストは、革新的なビジネスモデルの実現可能性や社会的インパクト、成長性などを基準に審査されました。セカンドハートは、糖尿病による足切断をゼロにするための先進的な医療ソリューションを提供し、その努力が評価を受けたのです。
糖尿病患者への支援
糖尿病は、世界中で増加している病であり、その合併症の一つである「糖尿病性足病変」は、進行すると足の切断につながる深刻なリスクを内包しています。日本国内では、毎年約1万人が足の切断を余儀なくされています。セカンドハートが開発した「Steplife」は、患者がスマートフォンを通じて自分の足の状態を記録し、それを医療機関と共有することができるアプリです。このことで、患者の自己管理が促進され、重症化を防ぐことに寄与します。
審査員による評価
審査員からの評価は、特に次の3点が挙げられました。
- - 社会的インパクト: 糖尿病患者の生活の質の大幅な向上の可能性。
- - デジタル技術の活用: AIやクラウド技術を駆使した医療DXの推進。
- - 実現可能性と成長性: 既に医療機関との提携関係が進行中で、今後の市場展開にも期待がかかる。
CEO石田幸広のコメント
セカンドハートの代表取締役CEO、石田幸広氏は受賞を受けて「この成果は、私たちのビジョンが社会から求められていることを証明しています。糖尿病患者の足を守るため、Steplifeをより多くの人に届けることが私たちの使命です」とコメントしました。具体的には、患者の生活向上につながるリソースの拡充に向けて全力で進める意向を示しました。
今後の展望
セカンドハートは、シリーズAの資金調達を進行中です。この資金調達により、既存の医療機関向け商品の普及を加速させるだけでなく、新規の医療機器の開発や海外市場への進出も視野に入れています。
会社情報
セカンドハートは、現代の医療課題を革新することで、糖尿病患者を支える未来を切り開いていく企業です。今後の活動にも目が離せません。