サーバーワークス、生成AIの実証実験を開始
株式会社サーバーワークスは、独自の顧客ポータルにてアマゾン ウェブ サービスの生成AI「Amazon Q Business」を導入しました。この取り組みは、より良い顧客体験を実現するための実証実験(PoC)として進められています。まずは社内のナレッジを最大限に活用し、AIチャットボットを通じて業務の効率化を図ることを目指しています。
導入の背景
最近では生成AIへの関心が高まっており、多くの企業がその活用方法に悩んでいます。サーバーワークスは、AWSのプレミアティアサービスパートナーとして、このニーズに応える責任があると考えています。特に、「Amazon Q Business」は企業データとの安全な連携が可能なため、これを活用することで業務改善の大きな可能性が広がります。自らこの技術を試すことで、実践的な知見を蓄積し、将来的にお客様に提供できる価値を高めることを目指します。
実証実験の目的と内容
現在のPoCは、まずサーバーワークス自身の顧客ポータルでの利用を想定しています。具体的には、社内に蓄積されたドキュメントを「Amazon Q Business」に学習させ、そのアプローチがAIチャットボットにどのような効果をもたらすかを検証します。具体的には、よくある質問への自動応答や、必要な情報へのナビゲーション精度を評価し、これにより顧客からのナレッジ活用に対する課題をクリアするための実践的な知識を得ることが目標です。
今後の展望
サーバーワークスは本試験を通じて得られる知見を整理し、「Amazon Q Business」を活用した新たなソリューションを提供するかを検討します。将来的には、顧客企業の社内ナレッジを体系化した検索基盤の構築や、ヘルプデスクの業務効率化、FAQ対応の自動化など、実際の業務シナリオに即したソリューションの展開を目指します。これにより、顧客企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力にサポートする姿勢は変わりません。
サーバーワークスの紹介
サーバーワークスは、「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」をビジョンに掲げ、2008年からAWSを専門にしたクラウドインテグレーターとしての役割を果たしています。2023年8月時点で、1,480社以上、27,100プロジェクトを超える導入実績があり、特にAWSプレミアティアサービスパートナーとしての地位を確立しています。移行や運用、デジタルワークプレース、コンタクトセンターなど、AWS事業は広範囲に渡る認定を受けており、今後も事業拡大を図っています。
サーバーワークスの取り組みは、単なる技術導入にとどまらず、顧客にとっての実際的な価値を生むことを追求しています。これからもクラウドテクノロジーの最前線で、クライアントにとって働きやすい環境の提供に努めていく意向です。