イプソスと同志社大学が共同で次世代マーケティングリサーチャーを育成
世界的に展開する世論調査会社、イプソス株式会社は、同志社大学商学部の教授である髙橋広行氏とのパートナーシップを結び、産学連携プロジェクトを実施しています。これは、学生に実務経験を積ませながら、企業と教育機関の共同による社会貢献を目的としています。
プロジェクトの背景
イプソスは、昨年の成功を受けて、再度同志社大学との産学連携プロジェクトに取り組むこととなりました。このプロジェクトは、学生にマーケティングリサーチの実践的な知識と経験を提供することで、将来的なキャリア形成を促進する意図があります。また、イプソスにとっても、地域社会との連携を強化する重要な取り組みとなっています。
プロジェクトの内容
2025年度には、学生がマーケティングリサーチ分野やリサーチャーとしての役割をより深く理解するために、二段階のプログラムが用意されています。
ステップ1: マーケティングリサーチの導入
最初のステップでは、マーケティングリサーチャーの仕事に関する講演が行われ、学生の理解を深めました。また、身近なテーマである「炭酸飲料」に関するワークショップを通じて、調査仮説の立て方や正しい質問形式の作成を実践的に体験しました。この段階で、学生たちは理論と実務の結びつきを感じることができました。
ステップ2: 自主調査データの活用
次のステップでは、「若者のアルコール離れ」や「ソバーキュリアス」といったテーマに着目し、実際の自主調査データを用いたワークショップを実施しました。この中で、調査設計の重要性やデータ分析のプロセスを実践的に学びました。学生たちは仮説に基づいた調査票を作成し、集計や分析を通じて理論を実務に活かす力を身につけました。
ノンアルコール飲料実態把握調査
このプロジェクトでは、特に「ノンアルコール飲料」に関する調査も行われました。その結果、ノンアルコール飲料は「自宅でくつろぐ時」や「食事中」に飲まれるケースが多いことが明らかになり、リラックスや癒やしを求める傾向が強いことが示されました。
また、30代によるノンアルコールの消費は日常的に定着しており、その飲用動機が「美味しいから」という理由や「新しい飲み物」としての位置付けが支持されています。さらに全世代の7割以上が「飲み会の場でもあえて飲まない」選択をしている背景には、健康意識が強く影響していることもわかりました。
今後の展望
イプソスと同志社大学は、今後もこの産学連携プロジェクトを継続的に行うことで、学生のキャリア形成を支援し、次世代のマーケティングリサーチャーを育成していく計画です。また、双方の協力により、マーケティングリサーチ業界を活性化させるとともに、社会全体への貢献を進める考えです。
まとめ
この取り組みは、学生にとっての貴重な学びの場であると同時に、イプソスの社会貢献の一環でもあります。今後もさらなる発展が期待されるこのプロジェクトに、注目が集まります。