新たな介護のスタイルを提案する『ハイメディックレジデンス ザ・ガーデン』
2025年11月1日(土)、リゾートトラストグループの株式会社ハイメディックは、認知症予防に特化した新たな介護ブランド『ハイメディックレジデンス ザ・ガーデン』を設立します。このブランドは、東京都世田谷区の「トラストガーデン等々力」と渋谷区の「トラストガーデン南平台」の2施設がリブランディングされ、新しい介護付有料老人ホームとしてスタートします。これにより、医療、介護、ホスピタリティの三位一体のサービスを通じて、利用者の健康を支えます。
新ブランド『ザ・ガーデン』の目的と特徴
医療と介護の融合
株式会社ハイメディックは、国内に多数の健康支援サービスを提供しており、その強みを生かしてシニアレジデンスの運営を行っています。新ブランド『ハイメディックレジデンス ザ・ガーデン』では、認知症予防を目的として、生活全般にわたる医療ケアを実施し、健やかな生活を後押しします。超高齢社会を迎える日本において、2040年には約3人に1人が認知症または軽度認知障害(MCI)になると予測されており、これは社会全体にとっての重要な課題です。
認知症予防に向けたアプローチ
『ハイメディックレジデンス ザ・ガーデン』では、単に認知症を治療するのではなく、発症前段階からの予防に注力したケアを行います。主に、「運動」「コミュニケーション」「食事」「睡眠」の4つの柱を持つ独自のケアモデル「ハイメディック・ケア」を採用し、日常生活の中で認知症予防を実践します。具体的には、以下のような取り組みを行います:
1.
運動: 神戸大学大学院の教授と協力し、一人ひとりの生活動作レベルに基づいた運動プログラムを開発。脳を刺激する二重課題運動や、グループコミュニケーションを取り入れるなど、多角的な運動を推奨します。
2.
コミュニケーション: 施設内にコミュニティスペースを設置し、アクティビティや季節のイベントを通じて利用者同士の交流を促進。会話や笑いの時間が心を元気にすると信じて、社会的つながりを大切にします。
3.
食事: 「フレイル予防食」を基に、栄養価の高い食材を多様に取り入れたメニューを提供。脳に良いとされる食材をバランスよく活用し、健康的で美味しい食事が可能です。
4.
睡眠: 睡眠環境も重視し、居室には睡眠センサーを導入。医療に基づいた快適な睡眠を確保し、健康を守ります。
ケアの質を高める取り組み
ハイメディックレジデンスでは、認知症ケアの質の向上を継続的に目指しています。具体的には、全国のシニアレジデンスにおいて、実際のケア実践を集結させるための「事例研究発表会」を開催。また、専門の脳神経内科医と連携した勉強会や事例相談会も定期的に実施し、最新の知見をスタッフに提供します。さらに、福岡市の介護施設が取得したユマニチュードブロンズ認証にも見られるように、質の高いケアを実践するための取り組みを進めています。
単なる介護ではなく、医療と共に生きる暮らし
ハイメディックが目指すのは、医療に守られる生活ではなく、医療と共に生きていくライフスタイルの実現です。この新ブランドは、高齢者が安心して生活しながら、豊かな人生を送るための新しいかたちを追及しています。今後、『ハイメディックレジデンス ザ・ガーデン』が提供する新しい介護の形が、多くの人々の生活に豊かさをもたらすことを期待しています。