渋谷AR体験
2021-02-08 10:00:18

渋谷で体験するARの未来、東急不動産とx gardenが産学連携で実現

渋谷で、最先端のAR体験が楽しめる特設ブースが登場しました。これはAR業界初の産学連携プロジェクトであり、x gardenが運営する大学生のAR・MRクリエイティブサークル「Spatial Computing Lab(以下S.C.L)」が開発したアプリの展示が行われています。この展示は、東急不動産の協力によって実現しました。

「Spatial Computing Lab」は、日本で唯一の空間コンピューティング専門の大学生サークルで、AR技術を学びながら創作活動を展開しています。メンバーは厳選された学生たちで、ARグラス開発のために高価なハードウェアや作業環境、さらには技術的な指導を受けられるメンターが無償で提供されています。これにより、若い才能たちは新しい技術の創造に挑むことができます。

展示された作品の中には、特に注目すべき内容があります。例えば、「Spatial History」は、大阪城の歴史をバーチャルで再現し、見ることができる教育アプリです。このアプリでは、破壊された大阪城が再建される過程を体験でき、AR技術を用いた新しい学びのスタイルを提供しています。

また、「Doremi Squash」というスカッシュゲームは、プレイヤーが周囲の空間をスカッシュコートに変えることができます。センサーで周囲を認識し、ボールの重力や加速度を調整することで、難易度を適宜変えることが可能です。このアプリは、介護施設でも楽しめるレクリエーションとしての活用が期待されています。

さらに、「PET OWNAR」は、ARグラスを通じてバーチャルペットと触れ合えるコンテンツです。リアルなペットを飼うことができない方々にとって、新たな選択肢として提案されています。

「BEAsTS」は、映像や音楽、身体の動きを組み合わせた共感覚ARエンターテイメントを提供します。このアプリでは、自由に音を配置し、それを体験する過程で視覚と聴覚の新たなインタラクションを楽しめるのです。

今回の展示で使用された「Magic Leap 1」は、未来世代の空間コンピューティングデバイスであり、シームレスにデジタルコンテンツを体験できます。そのインタラクティブな特徴は、ARやMR体験をよりリアルに感じさせることでしょう。

大学生たちの独自の視点と創造性が反映されたこれらのコンテンツは、渋谷のイノベーションの舞台で新たなビジョンを感じさせ、空間コンピューティングの魅力を広めることを目指しています。これを通じて、多くの人々がAR技術に興味を持つきっかけとなれば嬉しい限りです。

展示は、Plug and Play Shibuyaというビジネスの中心地で行われています。この施設は、国内外のスタートアップとイノベーションを求める企業の共創を促進するためのインキュベーションスペースで、多彩なプレイヤーが集まる場となっています。

展示は2021年2月8日からスタートし、各作品が定期的に入れ替わる予定です。多くの人に体験してもらうため、入場は無料で行われています。興味のある方は、ぜひ直接足を運んで、その目で未来のAR体験を確かめてみてください。彼らの作品から掴む印象が、次のアイデア創発につながるかもしれません。

会社情報

会社名
株式会社x garden
住所
東京都渋谷区渋谷2-14-13
電話番号

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