サントリーと両備ホールディングスが進めるリサイクル事業
2025年8月1日、両備ホールディングスとサントリー食品インターナショナルが協力して、新たなリサイクルプロジェクト「ボトルtoボトル」の導入を発表しました。この取り組みは、岡山県岡山市にある両備ストア全13店舗で、使用済みペットボトルを回収し、それを新しいペットボトルに再生する水平リサイクルを行うものです。双方の企業が意気投合し、資源の循環利用による持続可能な社会の実現を目指しています。
プロジェクトの背景と企業理念
両備ホールディングスは、「安全・安心・エコで健康」を実現するための経営方針を掲げており、地域に根差したサステナビリティ活動を推進してきました。今回の「ボトルtoボトル」プロジェクトは、ペットボトルのリサイクル適性が高いことから成立したもので、地域の人々にとっても身近なテーマです。
一方、サントリーグループは「人と自然と響きあう豊かな生活文化の創造」という理念を持ち、持続可能な社会への取り組みを継続的に行っています。特に、2012年には業界初のリサイクル素材100%を使用したペットボトルを導入し、技術革新を進め、環境負荷の低減に努めています。
「ボトルtoボトル」の具体的な実施内容
このプロジェクトのスタート日は2025年8月1日。それに先立ち、両備ストアカンパニーは、岡山県内の各店舗でPR活動を行い、地域の人々にリサイクルの重要性を伝えます。また、8月2日には「リョービプラッツ藤田店」にて、ラベル塗り絵イベントが開催され、楽しみながらリサイクルの重要性を体感できる機会も設けられます。このイベントでは、子どもから大人まで参加でき、リサイクルを身近に感じることができます。
地域との連携と「リサイクルの見える化」
両備ホールディングスは、地域と連携した資源の有効活用を目指して「リサイクルの見える化」を進めます。店頭でのペットボトル回収を通じて、お客様の参加を促し、地域全体でリサイクルに取り組む姿勢を強化していく方針です。
サステナビリティ活動における今後の展望
2025年のリサイクル施策導入によって、両備ホールディングスは岡山県内の小売業界で初めてこのような取り組みを行うことになります。サントリーグループの持つ先進的な技術力を活用し、両社が協力することで、地域におけるリサイクルの意識を高めることが期待されます。これを機に、企業や地域のさらなるサステナブル活動が盛り上がっていくことでしょう。