API連携で効率化
2025-03-28 11:22:34

ペイロールとSmartHR、API連携による業務効率化の新展開

ペイロールとSmartHRが進めるAPI連携について



株式会社ペイロールと株式会社SmartHRが提携し、人的資本経営の効率化を実現するための大規模なAPI連携を発表しました。この連携により、大企業向けに展開されるペイロールの給与計算業務アウトソーシングサービス「HR BPaaS」と、SmartHRのクラウド人事労務ソフト「SmartHR」が融合し、業務プロセスの効率化と従業員の利便性向上が図られています。

協業の目的と利点



人事担当者は、これまでSmartHRを用いて給与計算業務を行う際、別途データ加工やシステム連携にかかる手間に悩まされていました。しかし、今回のAPI連携により、ペイロールの「HR BPaaS」が持つ高度なデータ管理機能が活用され、申請の遅れや給与計算の複雑性が大幅に軽減されることに期待が寄せられています。特に、小売業や店舗業務においては、イレギュラーな処理が頻繁に行われるため、この連携は運用の負担軽減に直結します。

■ 2025年秋にリリースを予定している今後の展開

このAPI連携に関するサービスは、2025年の秋以降に正式にリリースされる見込みです。ペイロールとSmartHRの協業によって、企業は従業員データの統合管理が可能となり、入社手続きや身上変更手続き、そして給与計算に必要なすべての情報を一元管理できるようになります。また、今後は社会保険労務士との連携や外国人人材に関するサービスも展開される予定です。

P3-HUBの開発



さらに、ペイロールは汎用型のAPI連携「P3-HUB」を開発しました。このシステムは、入退社、給与計算、採用、タレントマネジメントなど多岐にわたる業務を支援し、人事データの二重管理によるエラーを防ぐ役割を果たします。外部の人事システムと連携することで、より効率的な業務プロセスを実現し、顧客の業務負荷を軽減させることを目指しています。

双方のブランド強化



両社はそれぞれ異なる強みを持っており、ペイロールは大手企業向けの給与計算業務でのリーダーシップを誇ります。一方で、SmartHRは、デジタル化を通じて労務管理に革新をもたらしており、今後の協業によってさらなる成長が見込まれます。SmartHRの代表取締役CEOである芹澤雅人氏は、「業務の負担を軽減し持続可能な企業成長に寄与する」とし、両社の協業に自信を示しました。

ペイロール代表の見解



ペイロールの代表取締役社長、湯浅哲哉氏も、SmartHRとの提携に期待を寄せており、連携を通じて人事部門の業務負担が軽減されることにより、戦略的業務にもっと集中できる環境を提供したいと述べています。

SmartHRの提供する価値



SmartHRは、2013年に設立されたスタートアップで、人事データのペーパーレス化を進め、業務効率化を図っています。雇用契約や年末調整の管理のみならず、評価や配置のシミュレーションといった機能も備えており、人事戦略に必要なデータを蓄積・分析しています。この直接的な価値が、API連携を通じてさらに強化されることが予想されます。

株式会社ペイロールの沿革



1989年に設立された株式会社ペイロールは、大手企業向けに給与計算業務の外部業務委託サービスを提供しています。2024年3月末までに112万人に及ぶ給与計算業務を受託しており、業務の柔軟性と拡張性を併せ持つ「HR BPaaS」は、業務の標準化を進める重要な役割を果たしています。

日本における労働力が不足しつつある中で、パートナーシップを通じて企業人事部の業務が効率化され、戦略的業務に集中できる環境の実現が期待されます。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社ペイロール
住所
東京都江東区有明3-5-7 TOC有明イーストタワー11階・12階
電話番号
03-5520-1400

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 江東区 SmartHR API連携 ペイロール

Wiki3: 東京都 江東区 SmartHR API連携 ペイロール

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。