エムシーデジタル、法人向け生成AIサービスに新たなLLMを搭載
エムシーデジタル株式会社が、法人向けの生成AIサービス「Tachyon 生成AI」に最新の大規模言語モデル(LLM)である「GPT-4o mini」を追加したことを発表しました。このアップデートにより、企業における課題解決をよりスムーズに行えることが期待されています。
最新モデル「GPT-4o mini」の特長
「GPT-4o mini」は、OpenAI社の先進的なモデル「GPT-4o」を軽量化したバージョンです。精度ではオリジナルモデルに若干劣るものの、従来の低価格モデルと比較しても優れた処理速度と性能を持ち合わせています。この特性により、日常的な業務タスクでも高い効率性が実現可能です。
複数モデルの利用で広がる可能性
「Tachyon 生成AI」では、OpenAIの「GPT」、Googleの「Gemini」、Anthropicの「Claude」といった多様なLLMが利用可能です。「GPT-4o mini」追加後、合計10種類のモデルから選択でき、様々な業務ニーズに応じた適切なAIを使用できるようになりました。
たとえば、文章生成に高い精度が求められる場合には「Claude 3.5 Sonnet」を、大量の文章を迅速に処理する必要がある場合には「GPT-4o mini」を使うことができるなど、各モデルの特性に応じた柔軟な活用が可能です。また、モデル比較機能が新たに導入されており、出力結果を同時に確認できるため、業務の効率化に貢献します。
Tachyon 生成AIの多彩な機能
「Tachyon 生成AI」は、月額550円(税込)から利用できる法人向けサービスで、セキュアな環境で生成AIを活用できます。主な機能には、複数LLMを選べるチャット機能、文書ファイルを一括処理できるカスタムアシスタント機能、アンケートデータを定量化するアノテーション機能、音声や動画から議事録を自動作成する機能があります。
さらに、最新のウェブ情報を参照するWeb検索連動機能も搭載されており、リアルタイムで正確な情報を得ることができます。ユーザーは、回答時に参照リンクも確認できるため、情報の信頼性も確保されています。
無料トライアルとデモ版の提供
現在、エムシーデジタルでは「Tachyon 生成AI」の無料トライアルを実施中です。全機能を利用可能なトライアルに加え、登録後すぐ利用できるデモ版も用意されています。この機会に最新の技術を体験してみてはいかがでしょうか。
エムシーデジタル株式会社について
エムシーデジタルは、三菱商事の100%出資により設立された企業で、デジタル分野に特化した技術提供を行っています。複雑化する社会の中で、テクノロジーを駆使して企業の課題解決を目指しており、そのための高い専門知識を有するスタッフが揃っています。また、数々のプログラミング大会での受賞歴もあり、技術力の高さが証明されています。
エムシーデジタルの最新の取り組みにより、生成AIの利活用が進むことが期待されており、今後も様々な業務シーンでの応用に注目が集まります。