新感覚麦わら帽子
2021-07-15 17:30:09
伝統とサステナビリティが融合した新感覚の麦わら帽子の登場
柴又に位置する丸枡染色株式会社が展開するファクトリーブランド、marumasu(マルマス)が新たなプロジェクトを始動しました。このブランドは2019年から、染色工程で出る残布や不要な素材を再利用するアップサイクルプロジェクトを進めています。そして今回、発売されたのは「ストールリボンの麦わら帽子」。
このアイテムは、柴又の染色工場と、創業100年以上の老舗麦わら帽子工房がタッグを組んで生み出しました。ストールの製造過程で生まれるハギレを利用し、新たな価値を創出しています。これにより、伝統的な製法とサステナブルな発想が融合したデザインが実現しました。
華やかなデザインと実用性
今回の麦わら帽子の制作においては、明治時代から続く老舗工房の技術が活かされています。帽子は日本の農作業において昔から親しまれてきた工芸品であり、職人たちの手で丁寧に編まれています。759件の茎を使い、各種の技法で成型したこの帽子は、しっかりとした造りで、機能性にも優れています。特に、日差しからの保護を考えたデザインが嬉しいポイントです。
一つ一つ異なるリボンの魅力
marumasuが新たに開発した「KASURI」技法を用いたストールが、麦わら帽子のリボンとして利用されています。このストールは、先染めの織りとプリント技術を組み合わせ、独特で緻密なパターンが特徴的です。薄く柔らかなガーゼ生地で作られており、各アイテムは一点ずつ異なる色合いとデザインを持っています。手縫いで仕立てられたリボンは、風になびくことで軽やかな印象を与えます。
特徴的な商品ラインナップ
新作麦わら帽子には、二つのスタイルがあります。1つは「SAILOR STRAW HAT」。デザインが特徴的なこの帽子は、カンカン帽風で日焼け対策にも最適です。リボンは、染絣からインスパイアを受けた美しいデザイン。もう1つは「CROCHET STRAW HAT」。こちらは、視野を確保しつつ日差しを優しく遮る形が特長で、カジュアルなスタイルにぴったりです。
アップサイクルへの取り組み
現在、国内の衣料廃棄量は年間約78.7万トンに及び、そのうちリサイクルに回るのはわずか35%ほどです。marumasuではこの現状を鑑み、アップサイクルの取り組みを強化しています。既存の生地を改良・再利用し、環境への負荷を減らす努力を続けています。
「ストールリボンの麦わら帽子」は、皆が日常生活の中でサステナビリティを意識できる一助となることを願って、作られています。製品はただのファッションアイテムに留まらず、より良い社会を作るためのメッセージも込められています。
販売情報
この魅力的なアイテムは、2023年7月16日からmarumasuの銀座店およびオンラインショップで購入可能です。各商品は18,700円(税込)で、リボンの色はpink、green、blueの3色展開です。商品に関する詳細は、marumasuの公式サイトで確認できます。
marumasuについて
創業1901年の丸枡染色株式会社は、長い歴史を誇る染色工場で、2011年にファクトリーブランドの立ち上げを行いました。自社で製品企画から製造までを手がけることで、高品質な製品を展開しています。職人によるこだわりのものづくりが、まさにこのブランドの魅力です。
会社情報
- 会社名
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丸枡染色株式会社
- 住所
- 東京都葛飾区柴又4-27-10
- 電話番号
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