株式会社グーフ、プリンティングのDX推進に向けた新拠点「CAMPUS」開設
株式会社グーフは、東京都品川区に本社を構える企業で、近年のデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れを受けて、プリンティング事業の最適化を図る新しい拠点「goof.CAMPUS」(以下、CAMPUS)を開設した。この新たな施設は、プリンティング運用の最適化を目指すプラットフォーム「GEMiNX(ジェミナス)」を活用し、さまざまなステークホルダー、つまりハードウェアメーカー、ソフトウェアメーカー、サプライヤーなどが一堂に会する場となる。
CAMPUS開設の背景
近年、社会全体でDXが進展しており、特にプリンティング産業においてもその影響は大きく出ている。従来、フィジカルなメディアは大量生産・大量消費のビジネスモデルに依存していたが、今や市場の変化を受けて、従来の枠組みを脱却し、持続可能なサービスプロバイダーへと変わることが求められている。変わりゆく環境に身を置き、企業はデータ標準化やエコシステム構築の必要性を感じ、持続的成長を実現するための新たなビジネスモデルを模索している。
このような状況下で、グーフはプリンティング業界全体の変革を促すべく、CAMPUSを設立。ここでは、プリンティング関連のデータを集約し、企業と研究機関が協力して最適化へ挑む。「モノづくり」のデジタル化が進展し、物流や廃棄における環境負荷も意識される今、エコシステムの構築は急務である。
CAMPUSの概要と運営
CAMPUSでは、参加企業や研究機関の担当者が集い、GEMiNXに基づくビジネス実証実験やESG経営を重視した取り組みを進めていく。プリントサービスの理想像を追求しつつ、受注から着荷までのプロセスをデータ化し、エコシステム運営に必要なデータコネクティビティを強化していく。これにより、サーキュラー型ビジネスモデルの実現を目指す。
参加企業の取り組み
CAMPUSに参加する企業は、以下のような具体的な活動を展開する。
- - ハードウェアメーカーは、マーケット情報の収集や品質改善に取り組み、収益との相関関係を明らかにする。
- - ソフトウェアメーカーは、スマートファクトリー化と収益性の分析を進め、マスカスタマイゼーションを実現する手法を探求。
- - サプライ&サービス企業は、物流最適化や新たなビジネスモデルの策定に向けた研究を行う。
各セクターが持つ専門性を集約することで、全体最適化に向けた新たなプリンティングビジネスモデルの確立をもたらす。
今後の展望
現在12社の企業がCAMPUSに参加表明をしており、具体的なプロジェクトが進行中である。データの標準化、改善点の定量化を通じて、適地適量生産を実現できるコミュニティの形成を目指し、成長を図る予定だ。また、この位相では持続的な成長が求められる中、企業はITを駆使した合理的運用を展開しつつ、サステナブルな経営実践へとつなげていく。人々の生活や社会に寄与できるよう、引き続き努力していく姿勢を示している。
CAMPUSの所在地
CAMPUSの住所は以下の通り。
- - 住所: 〒224-0053 神奈川県横浜市都筑区池辺町3984-3
グーフのビジョン
グーフは、紙の新たな価値を創造することを掲げ、デジタルと紙の融合を通じて高付加価値なコミュニケーションの実現を目指している。GEMiNXやCAMPUSを活用しながら、顧客に対し質の高いサービスを提供し、ブランドと顧客の信頼関係を構築。サステナビリティへの配慮も忘れず、社会の豊かさを向上させる活動を幅広く展開している。