高純度バイオエタノール
2025-09-12 13:32:36

三菱重工業、バイオエタノール高純度製造システムの開発成果を公開

三菱重工業の新たな挑戦:バイオエタノール膜分離脱水システム



三菱重工業が「長崎カーボンニュートラルパーク」に設置したパイロットプラントで、国内の燃料規格を満たす99.5 vol%以上のエタノールの純度を達成しました。この成果は、バイオエタノール製造工程における大きな進展を示しています。

バイオエタノールとは


バイオエタノールは、再生可能エネルギーとしての重要性が高まっており、特にガソリンの代替燃料や持続可能な航空燃料(SAF)として注目されています。これまでは、エタノールの製造過程で水分の除去が必要ですが、このプロセスには大量のエネルギーがかかるという課題がありました。

膜分離脱水システムの革新


三菱重工が開発した膜分離脱水システム(MMDS®)は、従来の分離方式から、分子ふるい膜分離方式を採用することで、エネルギー効率を30%向上させることを目指しています。この技術によって、オペレーションコストの削減と安定した製造プロセスが実現可能となります。さらに、この技術は装置のコンパクト化も可能にし、より効率的なシステムの構築につながります。

次のステップ


ファイロットプラントでの成功を受け、三菱重工は今後、各種試験を行い、その結果をもとに実証プラントの建設に着手します。これにより、早期の市場投入を狙うとともに、技術の進化を促進する計画です。

環境への影響と社会的責任


三菱重工業は、脱炭素社会の実現を目指し、植物由来のクリーン燃料であるバイオエタノールの製造プロセスを革新することに取り組んでいます。エネルギーの効率的な使用と持続可能な社会の構築を目指して、同社の技術がどのように社会に貢献するか期待が寄せられています。

イベント情報


この技術に関連する展示イベント、【INCHEM TOKYO 2025】が2025年9月17日から19日にかけて東京ビッグサイトで開催されます。開催中には、三菱重工業のブースで最新の技術について詳しく知ることができます。

詳しい情報は、こちら をご覧ください。この機会にぜひ最新の燃料技術に触れてみてはいかがでしょうか。

会社情報


三菱重工業株式会社の詳細については、公式ウェブサイトを通じてご確認ください。当社は今後も環境に配慮した技術革新を進め、持続可能な未来に向けた取り組みを行っていきます。


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会社情報

会社名
三菱重工業株式会社
住所
東京都千代田区丸の内三丁目2番3号丸の内二重橋ビル
電話番号
03-6275-6200

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