SGホールディングスが「D&I AWARD 2025」で最高評価
SGホールディングス株式会社が「D&I AWARD 2025」で5年連続で最上位ランクの「ベストワークプレイス」に認定された。これは、企業のダイバーシティ&インクルージョン(DE&I)に関する取り組みが高く評価された結果である。様々なバックグラウンドを持つ従業員が活躍できる環境作りを目指す同社の取り組みは、他の企業にとっても参考となるモデルとなるだろう。
2011年から始まった女性活躍推進プロジェクト
SGホールディングスグループは、2011年から女性の活躍を推進するプロジェクトを開始。その後、LGBT、外国籍社員、障がい者、高齢者など、より多様な人材の活躍を目指すDE&I活動に進化してきた。これにより、職場環境が改善され、すべての社員が自身の能力を最大限に発揮できる職場を形成している。
わくわくダイバーシティ委員会
同社内には「わくわくダイバーシティ委員会」が設置されており、この委員会はさまざまなテーマで講演やディスカッションを行う場を設けている。例えば、スリランカのEFL Globalの代表を招いた講演では、海外におけるDE&Iの実践が共有され、参加者は新たな知識を得る機会となった。さらに、介護に関するグループトークも行われ、参加者が制度の重要性を理解するための知識が深まった。
SGH Kids Gardenでの育児支援
妊娠や育児と仕事を両立するためのサポートとして、SGホールディングスは社内に「SGH Kids Garden」という事業所内保育園を設置。当保育園は、従業員が安心して子供を預けられる環境を提供し、育児休業後の復職をスムーズにサポートしている。このような取り組みは、従業員の家庭生活を尊重し、仕事と家庭の両立を実現するための重要な施策である。
LGBTへの理解促進と参加活動
SGホールディングスはLGBTに関する取り組みも活発に行っている。毎年、東京で開催される「Tokyo Pride」には従業員が参加し、LGBTQコミュニティへの理解を深める機会として活用している。さらに、LGBTに関するセミナーを定期的に開催し、当事者の話を聞くことで職場での理解を促進している。この活動は、全社員が平等に扱われる環境を整えるための重要な一歩であり、今後も引き続き深化させていく方針だ。
育児時差出勤制度の導入
2025年10月からは小学校6年生までの子どもの育児に対して、従業員が育児時差出勤制度を利用できるようになり、さらに育児に関するサポートが充実する見込みだ。また、男性社員の育児休暇取得も促進され、管理職を対象にしたセミナーを通じて制度の周知を図っている。このように、SGホールディングスは家族と仕事を両立しやすい職場環境を構築し続けている。
DE&I推進の未来
SGホールディングスは、DE&I推進の取り組みを通じて、すべての従業員にとって働きやすい企業文化を育み、多様な価値観を尊重するビジョンを持ち続けている。今後も、「D&I AWARD」での評価を糧に、新たな取り組みを展開し、社会的な責任を果たしていくことを期待されている。多くの企業がSGホールディングスの成功事例から学び、取り入れることで、全体的なDE&Iの向上が図られることを願う。