和歌山県白浜町とglafitが新たな連携を発表
和歌山県白浜町とglafit株式会社が2025年3月26日に、地域課題解決に向けた包括連携協定を締結しました。glafitは電動パーソナルモビリティの開発・製造・販売を手がける企業で、特に「電動サイクルNFR-01 Pro+ 4GLTE MODEL」を保有しています。この取り組みは、観光地の交通渋滞や駐車場不足などの地域特有の問題を解決することを目指しています。
白浜町の課題
白浜町は日本有数の観光地として知られており、年間を通じて多くの観光客が訪れます。しかし、その一方で交通渋滞や駐車場不足、訪問者向けの公共交通機関の不備といった問題も抱えています。このような状況では、車を使わない観光客や地域住人が快適に移動できる手段が求められています。さらに、持続可能な観光を推進するためには、環境負荷を軽減する新しい交通手段の導入が不可欠です。
glafitの戦略
glafitはこの協定を通じて、特定原付を活用した新たな移動手段の提供に乗り出します。具体的には、宿泊施設や観光施設を基盤とした「WANDERIDE」サービスを導入し、電動サイクルを利用することで、地域の交通機関を補完し観光振興を図ります。この新しい取り組みによって、訪れる人たちに独自の体験を提供し、地域の魅力を再発見できる環境づくりを進めます。
電動サイクルNFR-01 Pro+ 4GLTE MODELの特徴
「電動サイクルNFR-01 Pro+ 4GLTE MODEL」は、免許が無くても16歳以上で運転できる特定原付です。自転車のような見た目と運転のしやすさを持ちながら、電動バイクの性能を兼ね備えたモビリティです。この電動サイクルは漕がずに進むことができ、乗り心地も快適です。地域住民や観光客にとって新しい移動手段として親しまれることでしょう。
WANDERIDEシステムの導入
glafitは「WANDERIDE」システムの導入も行うことで、宿泊施設や観光案内所が手軽に電動パーソナルモビリティを貸し出せる環境を整えます。このシステムは電動サイクルと必要な貸出ガイドラインを一式揃えたもので、観光振興をさらに進展させることを目指しています。
今後の展望
glafitと白浜町の連携により、観光客や地域住民に新しい移動体験を提供し、街の回遊性を高めることが期待されています。この取り組みが成功すれば、他の観光地への波及効果も期待でき、地域全体の持続可能な発展に貢献することになるでしょう。最後に、glafit株式会社は「移動を、タノシメ!」というメッセージのもと、日常の移動を楽しくするモビリティ開発に今後も注力していきます。