せとうち美術館ネットワークの活動で文化芸術の魅力を発信！

瀬戸内美術館ネットワークのセミナー開催

2024年11月30日（土）、広島県立美術館にて「せとうちアートセミナー」が開催されます。このイベントは、瀬戸内しまなみ海道の開通25周年を祝い、地元の文化芸術の魅力を広く知ってもらうことを目的としています。主催は瀬戸内美術館ネットワークで、参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

セミナーの概要

今回のセミナーは、広島県立美術館の講堂で行われ、広島にゆかりのある著名な日本画家、児玉希望についての講演が行われます。講師には、同美術館の主任学芸員である神内有理さんが招かれ、彼の多彩な画業やその背景に迫ります。参加希望者は、指定の申込フォームから申し込みが可能です。

開催日時と会場

- 日時: 2024年11月30日（土）10時30分～11時30分（開場10時00分）
- 場所: 広島県立美術館講堂（広島市中区上幟町2-22）
- 定員: 100名
- 料金: 無料

なお、常設展や特別展を観覧する場合には、別途入館料が必要となります。詳細については、広島県立美術館の公式ウェブサイトを確認ください。

児玉希望の魅力

講演の中心となるのは、児玉希望（1898-1971）の作品です。彼は、広島出身で昭和の日本画壇で活躍した巨匠の一人であり、狩野派や四条派の技法を取り入れながら多様な画風を展開しました。仏画や浮世絵、油彩画など、様々なスタイルを通じて、その独創的なアプローチは多くの人々に影響を与えています。

現在、広島県立美術館では、「近代日本画の真髄児玉希望―千変万化、驚異の筆力」展が開催中（2024年10月4日～12月1日）で、希望の作品を通じて彼の芸術世界を堪能することができます。

今回のセミナーにおいては、児玉希望の変革を恐れない姿勢や圧倒的な技量が、どのように日本画の可能性を切り開いてきたかが語られます。

講師の紹介

講師の神内有理さんは、兵庫県生まれで、京都造形芸術大学大学院の音楽研究科を満期退学後、町立久万美術館などを経て、2017年から広島県立美術館に勤務。これまで数々の展覧会の企画を担当し、深い学識と実績を持つ方です。

参加申し込み方法

参加を希望する方は、事前に【申込フォーム】から申込を行ってください。締切は2024年11月26日（火）16時00分です。また当日、残席があれば会場にて参加申し込みも受け付けます。

主催と後援

このイベントは、せとうち美術館ネットワーク事務局が主催しています。このネットワークは、一連の美術館や博物館を有機的に結びつけ、土台となる文化を地域に根付かせるために活動しています。広島県、広島市などが後援し、地域の文化発信に貢献しています。

是非、この機会に日本画の魅力を感じ、広島の文化を再発見してください！