津南醸造が台湾で織りなす日本酒と食材の新しいマリアージュ体験

津南醸造が台湾でのペアリングディナーで新たな体験を提供

新潟県津南町に本社を置く津南醸造株式会社は、台湾の人気レストラン『酒桃 sake momo』で行われたペアリングディナーに参加しました。このイベントは、日本酒の魅力を台湾の食文化に融合させることを目的としており、参加者に新たな味覚の冒険を提供しました。

タイムトリップを超える酒と食の融合

2025年9月23日、福白清酒の主催によるこの特別なディナーには、津南醸造の代表である鈴木健吾氏も現地に訪問。鈴木氏は、酒造りに込めた情熱と台湾市場における日本酒の可能性について、参加者に語りました。台湾の豊かな食文化と津南醸造が自信を持って提供する日本酒が見事に融合し、合計8コースの特別メニューが披露されました。

具体的なペアリングの紹介

1. 津南白 × 赤ワイントマト・柚子風味大根
柚子の爽やかさとワインの酸味が見事に合致し、ディナーのスタートにぴったりな軽やかさを演出しました。

2. Go Vino × 生牡蠣
海の旨味と日本酒の飲み口が絶妙に調和し、参加者からは感嘆の声が上がりました。

3. 津南藍 × ガーリックバターシュリンプ
香ばしい風味とコクが口の中で広がり、深い旨味をもたらす一品でした。

4. Go Dolce × マコモダケ（美人腿）
甘みと食感のコントラストがユニークで、参加者に新鮮な驚きを提供しました。

5. Go Diner × 散らし寿司
和のエッセンスを取り入れた伝統的な味わいとモダンな日本酒が絶妙に融合していました。

6. Go Vintage × 自家製レバーパテ
熟成感のあるパテと日本酒のマリアージュが引き立つ一皿でした。

7. 津南黄金 × マグロタコス
スパイスと酸味が効いた一品に、芳醇な香りが加わり、新たなペアリングの可能性を提示しました。

8. Go Grand Class × 揚げ黒砂糖餅
デザートに相応しいペアリングで、最後まで参加者の心を掴んでいました。

台湾市場での展望

今回のペアリングディナーは、津南醸造にとって台湾市場でのブランド認知を高める絶好の機会となりました。参加者は、台湾の食文化と日本酒の親和性を実感し、プレミアム日本酒としての価値を直接提案される貴重な経験を得ました。

津南醸造は、これまで培った酒造りの伝統に加え、AI技術を用いたスマート醸造や発酵微生物に関する研究を通して、革新的かつ持続可能な日本酒の生産を進めています。このイベントで得た新たな知識を基に、台湾市場でのさらなる展開を推進し、日本酒のグローバル価値創造に挑戦していく予定です。

津南醸造について

新潟県中魚沼郡津南町に位置する津南醸造は、高山から湧き出る天然水を仕込み水として使用し、地域特産の酒米を活かした日本酒を生産しています。2025年には、酒造りの技術を競う「越後流酒造技術選手権大会」で新潟県知事賞を受賞するなど、その実力が認められています。

詳細については、公式ウェブサイトもご覧ください: 津南醸造公式サイト