高知県四万十町、猫と人が共存できる地域づくりへクラウドファンディング開始

高知県四万十町が取り組むTNR活動のクラウドファンディング

高知県四万十町では、地域の猫たちが平和に共存できる環境を整えるため、TNR活動（捕獲・不妊去勢手術・元の場所へ戻す）を推進しています。これを続けていくため、株式会社アイモバイルが運営するふるさと納税サイト「ふるなび」にて、クラウドファンディングプロジェクトへの寄附の受付を開始しました。この活動は、「猫と人が穏やかに過ごせるまちを目指しています」という理念のもと運営されています。

TNR活動の背景と目的

近年、四万十町では飼い主のいない猫が増加し、過酷な環境で生活を強いられています。そこで、地域のボランティアや住民が中心となり、猫たちの健康と地域環境の改善を目指す取組みが始まりました。手術を受けた猫には「さくらカット」が施され、地域猫として引き続き地域で見守られます。

四万十町では、2024年度に247匹への手術を予定しているものの、申請希望数が予想を上回り、予算不足で申し込みを締め切る事態が続いています。これに伴い、クラウドファンディングを通じて必要な資金を広く集めようとしているわけです。

地域の協力と理解

この活動に取り組む団体は、今後「殺処分ゼロ」の実現や「猫と人の共生社会」を目指しています。地域住民からも理解が深まり、協力が広がりつつあります。四万十町は、自然環境に恵まれた場所で、多彩な特産物が育まれており、地域全体がこの活動をサポートする体制が整っています。

寄附金の使い道

寄附金は、主に猫たちへの不妊・去勢手術の費用に充てられます。この活動によって、地域全体がより良い環境になり、猫たちも健康で安心して生活できるようになることを目指しています。

四万十町の魅力

四万十町は、全長196kmの四万十川の中流域に位置し、太平洋にも面している自然豊かな地域です。新鮮な四万十うなぎや仁井田米など、訪れる人たちに多くの特産物を提供しています。季節ごとに変わる美しい風景と言い伝えられる通り、四季折々の魅力を感じながら、地域全体が活気づくように、ふるさと納税による寄附の流入が期待されています。

ふるなびの役割

「ふるなび」は、地域活性化を目的に全国各地の市町村に寄附金を集めています。最近では、ユーザーからの利便性向上に向けてスマートフォンアプリもリリースされ、よりスムーズにふるさと納税が行えるようになりました。寄附者には、幅広い商品とサービスに交換可能な「ふるなびコイン」が好評で、Amazonギフトカードやポイントにも交換できるようになっています。