和倉温泉「日本の宿 のと楽」が再オープン
2024年11月1日、石川県七尾市にある和倉温泉の「日本の宿 のと楽」が営業を再開します。これは、2024年に発生した能登半島地震によって受けた大きな被害からの復活を意味します。約10ヶ月の休業を経て、プレオープンを10月から開始。皆様を再びお迎えできることに喜びを感じています。
旅館の歴史と地震による影響
「日本の宿 のと楽」は1974年に創業し、50年以上にわたり多くのお客様に愛されてきました。美しい七尾湾を見渡せる立地や、能登の新鮮な食材を使った料理、地域密着のおもてなしが特徴の宿です。地震の影響で、宿は甚大な被害を受け、多くの部分が損傷しました。特に本館については、現在も改修工事が行われており、完全な復旧にはさらに時間を要します。しかし、客室や温泉大浴場、レストラン・宴会場は通常通り営業が可能です。
地域復興への寄与
和倉温泉周辺には20以上の旅館やホテルがありますが、ほとんどが営業再開の見通しが立っていない状態です。私たちは、休業中にいただいたご支援を忘れず、地震で被害を受けた能登の復旧・復興に向けて努力します。他の宿泊施設が営業できない分も、私たちが精いっぱいおもてなしをし、お客様に「能登の地に来てよかった」と感じてもらえるよう取り組んでいきます。
新たな和倉温泉に向けて
2024年7月、スタッフ一同で開催した「決起会」ではチームが一体となって再開に向けた意気込みを新たにしました。この再開は、能登地域の集いの場、そして経済の基盤としての役割を果たすことを目指しています。震災を乗り越える姿を多くの方に見ていただき、新たな和倉温泉として生まれ変わる様子を見守っていただきたいと思っています。
結びに
和倉温泉「日本の宿 のと楽」の再開は、地域内外の方々に多くの希望を与える出来事であり、私たちはその期待に応えるべく努力していきます。震災の影響を受けた地域が立ち上がり、新しい形で復活する様子をぜひ体感しにいらしてください。皆様のご来館を心よりお待ち申し上げております。