石和温泉の活性化
2021-12-22 10:00:17
石和温泉街に息吹を!デジタルアートとイルミネーションで活性化計画
石和温泉街における活性化プロジェクト
新型コロナウイルスの影響が続く中、観光業が打撃を受けている日本の地方都市に希望の光が差し込んでいます。山梨県笛吹市の石和温泉では、地域ならではのデジタルアートを活用した活性化プロジェクトが進行中です。その名も「笛吹みんなの広場デジタルアート みんなで創る光のアート」。この取り組みでは、プロジェクションマッピングとイルミネーションが融合し、温泉街に新たな魅力を吹き込もうという狙いがあります。
プロジェクションマッピングの魅力
プロジェクションマッピングは、地元のNTT所有の建物をキャンバスにして行われます。具体的には、2021年11月21日から2022年1月23日の間、金・土・日曜日に開催され、この間に映し出される映像には笛吹市に因んだ内容が盛り込まれています。さらに、地元の保育園から集めた園児たちの塗り絵も投影され、地域の子どもたちの参加を通じて温かみのある映像が作り出されます。
幻想的なデザイン
笛吹みんなの広場のシンボルである大屋根は、日本を代表する建築家の高橋一平氏が設計しました。こちらには、笛吹市・山梨県にちなんだデザインの映像が映し出され、訪れる人々に幻想的な体験を提供しています。夜の空を色とりどりの光で彩り、観光客や地元住民の心をつかむことでしょう。
さくら温泉通りのイルミネーション
さらに、さくら温泉通りでは「輝きのワインストリート」をテーマに、約600本のワインボトルを使用したイルミネーションが施されています。これは山梨県のワイン文化を反映したものであり、やさしく照らされた通りが訪れる人々を歓迎しています。また、光輝く葡萄棚のデザインや、記念撮影のためのアーチ、変化するLEDライトを装飾したワイン樽など、どれもが地元の特産品をアートとして表現しています。
温泉郷の景観を活かした映像
温泉街を流れる川に設置された6カ所のウォータースクリーンでは、笛吹市にまつわるカラフルな映像が投影されています。これらの映像は笛吹川、温泉、農産物、ワインといった、地域ならではのメッセージを伝えており、市民と観光客が共に楽しめる仕掛けとなっています。
地域振興と新たな楽しみ方
こうした取り組みは、地方の観光業復興にとって重要な意味を持ちます。コロナの影響で観光客が減少している中で、地域住民と観光客が一体となる新しい観光のスタイルを模索しています。笛吹市観光商工課が主催し、合同会社VLOOが協力するこのプロジェクトは、地域の魅力を光と映像を通じて演出し、新たな観光の楽しみ方を提案しています。特に、地元住民も参加できるアート制作の要素を盛り込むことで、地域の活性化へと繋がっています。
このように、石和温泉街はデジタルアートとイルミネーションの力を借りて、訪れる人に新たな体験を提供しています。ぜひ訪れて、この魅力を直接体感してみてはいかがでしょうか。これからも地域の復興に向けた様々な取り組みが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
合同会社VLOO
- 住所
- 山梨県甲府市太田町9-13メディアクラート2F
- 電話番号
-
055-227-0611