11月2日(土)、愛知県一宮市で「令和6年度尾張西部小児在宅医療講習会」が開催されます。この講習会には、特定非営利活動法人さぼてんの花の代表理事・山中康代氏が登壇し、「重心型通所支援事業所が描く地域で暮らす未来」と題して講演を行います。これは、重症心身障害児(者)の生活を地域でどのように支えていけるかを考える貴重な機会です。
山中氏は当事者として10年以上の経験を持ち、重症心身障害児(者)の福祉向上に努めてきました。彼女の講演では、自身の体験をもとにした実践的なお話が聞けるため、地域で安心して暮らせる社会の実現に向けた具体的なヒントが得られることでしょう。最近、地域での生活を望む重症心身障害児(者)やその家族が増えている中、この講演は大変意義深い内容となっています。
講演の概要としては、山中氏は重心型通所支援事業所が提供するサービスとその実態について詳しく解説します。参加者は、重症心身障害児(者)の生活支援の新しい視点を学ぶことができ、地域における役割についても理解を深めるための良い機会となるでしょう。また、講習会は医療・福祉関係者を対象としており、参加は無料です。
この講習会は、令和6年11月2日(土)14:00から18:00まで、一宮市医師会館2階大会議室で行われます。事前申し込みが必要で、定員は100名に達し次第締切となります。申し込みは10月11日まで受け付けており、申込者が多数の場合、抽選となるため、早めの申し込みをおすすめします。申込方法は、指定のURLをご利用ください。
講習会では、小児在宅医療に関するさまざまなテーマが取り上げられ、医療、福祉、教育の各分野の専門家による講演が行われます。これにより、参与者は小児在宅医療の現状や課題、将来展望について深く学ぶことができ、地域における医療と福祉の連携についても考える機会になります。
問い合わせは、公益社団法人愛知県医師会医療業務部第3課にて受け付けています。電話での問い合わせは052-241-4143、メールは
[email protected]まで。
また、特定非営利活動法人さぼてんの花は、重症心身障害児を持つ母親たちによって設立された団体で、重症心身障害児(者)やその家族のニーズに基づいた活動を行っています。彼らは地域で安心して快適に過ごせる環境の創造を目指し、それぞれの子どもたちが持つ力を引き出すためのサポートも行っています。地域の人々と共に、より良い社会を築くための取り組みは今後も続きますので、ぜひ注目してみてください。