新たな視点で楽しむ国旗のつながり『世界の国旗「つながり」図鑑』発売

国旗のつながりを一冊に凝縮した新刊

新たな観点で国旗を楽しむための本『世界の国旗「つながり」図鑑』が、ついに発売されました。本書は、世界各国の国旗の背景にある文化や歴史を読み解き、国々のつながりをテーマ別に分かりやすく紹介しています。著者は、国際的に有名な国旗の専門家である吹浦忠正氏。彼は政治学の専門知識を活かし、国旗に関連する様々な活動を行ってきました。加えて、イラストは旅のイラストレーターとして名を馳せる川瀬ホシナ氏が手がけています。これにより、文字だけでなく視覚的にも楽しめる構成となっています。

本書の構成

本書は、以下の3つのステップで構成されています。

ステップ1：ニュースでよく見る国々の仲間たち

本書の初めの部分では、私たちの日常生活でも目にすることが多い12ヵ国の国旗を取り上げています。例えば、日本を象徴する「日の丸」や、アメリカの「星条旗」などは、その影響をきっと多くの人が感じているでしょう。また、フランスの三色旗が世界に与えた影響や、イギリス、ドイツ、イタリアなどの国旗も解説されています。

ステップ2：国旗と地図を一緒に見よう

次のステップでは、国旗と地図を結びつけて、その国々の特性について考えます。色に着目することで、地域ごとの共通のテーマを見出すことができます。例えば、アジアの国々は赤い国旗が多いのに対し、南アフリカの旗はエチオピア由来の色で鮮やかなトリコロールになっています。また、特にイスラム文化においては、トルコの影響を受けた国々に見られる「三日月と星」のモチーフも語られています。

ステップ3：似た国旗を覚えよう

最後に、よく似た国旗を並べて、見分ける方法を学ぶセクションがあります。インドネシアとモナコの国旗は非常に似ていますが、カラーバランスが異なるため、注意が必要です。また、アイルランドとコートジボアールの旗も左右を逆転させるとわからなくなることがあります。このように、国旗の具体的な特徴を通じて、新たな視点を提供してくれます。