教育現場を発信する新たな情報誌「とことば」の誕生
2023年9月26日、光村図書出版株式会社が新しく創刊した教育情報誌「とことば」。この情報誌は、小・中学校の教育関係者に向けて作られ、言葉の力や教育の本質を探求するものです。
「とことば」創刊の背景
「とことば」という名は、「とことこ、ことばと、人生あるく」というコンセプトから来ています。その目的は、教室と社会の橋渡しをすることで、言葉を通じて新しい学びを提案することです。この雑誌は年に2回発行され、毎号異なるテーマに基づいた特集を展開します。特集の形式は「◯◯と言葉」であり、今回は「AIと言葉」をテーマにしています。
第1号の特集内容
創刊号では、AIが教育に与える影響、特に言葉の学びや人とのコミュニケーションの変化について考えます。AIが普及しつつある現在、教育現場での言葉の力をどう活用すべきかを探る内容となっています。特集には、巻頭漫画やインタビュー、授業リポートなど多彩なコンテンツが盛り込まれており、教員たちのリアルな声を届けます。
多彩な連載と特別企画
「とことば」では、毎号異なる連載も用意されており、気象予報士や通訳・翻訳家といった専門家が「言葉」とその背景について深掘りします。さらに、創刊記念の特別企画として、人気YouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」とのコラボレーションも行い、教科書の軽快な分析を楽しめる内容が提供されます。
環境への配慮
この教育情報誌の制作には環境への配慮も取り入れられています。使用される用紙は「竹紙」で、日本の環境にも貢献する選択となっています。竹紙は持続可能な資源として位置づけられ、地域経済や生物多様性の保全にも寄与します。
今後の展望
「とことば」第1号はA4判で全16ページ構成、発行部数は4万5千部です。引き続き、次号は2025年4月の発行を予定しています。この新たな情報誌が教育現場にどのような影響を与えるのか、ぜひご期待ください。
「とことば」はウェブサイトでも公開されており、教員たちが気軽にアクセスできるよう工夫されています。教育現場の方々にとって貴重な情報源となること間違いなしです。
この新しい試みが、未来の教育にどのような変化をもたらしていくのか、注目していきたいと思います。