インドネシア水力発電投資
2024-11-13 15:07:07

インドネシア水力発電事業への共同出資:JパワーとSDGインパクトジャパンが二国間クレジットで連携

インドネシア水力発電事業への共同出資:JパワーとSDGインパクトジャパンが二国間クレジットで連携



株式会社SDGインパクトジャパン(以下「SIJ」)は、電源開発株式会社(以下「Jパワー」)と共同で、インドネシアの水力発電事業会社であるPT Mulya Energi Lestari社(以下「MEL社」)への投資を行うことを発表しました。

この共同出資は、MEL社が運営する発電事業から創出される二国間クレジット[1]の取扱いを目的としたもので、両社は新たに設立した株式会社アイル・インドネシアを通じてMEL社へ出資を行います。

SIJは、これまでMEL社の事業を支援しており、Jパワーとの連携により、更なる事業拡大を目指します。MEL社は、北スマトラを中心に、合計6件・52.5MW規模の水力発電プロジェクトを開発・運営しており、環境負荷の少ない「流れ込み式」技術を採用しています。

MEL社の水力発電プロジェクトは、JCM制度を活用することで、インドネシアにおける再生可能エネルギーの拡大とCO2排出削減に貢献し、日本のNDC目標達成[2]にも寄与します。共同出資会社は、MEL社が取得するJCMクレジットの取り扱いにも取り組みます。

日本とインドネシアは、それぞれ2050年、2060年までのカーボンニュートラル達成目標を掲げており、脱炭素化に向けた取り組みを強化しています。JCMクレジットは、カーボンプライシング制度における活用も期待されており、CO2排出削減が困難な産業における需要拡大が見込まれます。

今回の共同出資を通じて、Jパワーの水力発電事業における技術力と経験、SIJの気候変動ファイナンスおよびカーボンクレジットに関する専門知識を融合することで、インドネシアのエネルギートランジションと気候変動緩和を推進していきます。

[1] 二国間クレジット(JCM)は、日本と相手国が共同で排出削減プロジェクトを実施し、相手国の排出削減量の一部を日本のNDC目標達成に充当する制度です。

[2] NDC(国が決定する貢献)とは、国連気候変動枠組み条約締約国が、地球温暖化対策のための国際的な枠組みであるパリ協定の下で、自主的に決定した温室効果ガスの排出削減目標のことです。

【PT Mulya Energi Lestariの概要】
本社所在地:SATRIO TOWER, 15th Floor Jl. Prof. Dr. Satrio Kav. 1-4 Block C4 Jakarta Selatan, Indonesia
創立:2016年8月
ウェブサイト:https://mulyaenergilestari.com/mel-home-en/

【電源開発株式会社の概要】
本社所在地:東京都中央区銀座6-15-1
代表者:代表取締役社長社長執行役員菅野 等
創立:1952年9月
ウェブサイト:https://www.jpower.co.jp/

【株式会社SDGインパクトジャパンの概要】
本社所在地:東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル7階
代表者:代表取締役Co-CEO小木曽 麻里、前川 昭平
設立:2021年1月
* ウェブサイト:https://sdgimpactjapan.com/jp/


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会社情報

会社名
株式会社SDGインパクトジャパン
住所
東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル7階
電話番号

トピックス(経済)

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