ラストラボ、四半期ごとのKPIダッシュボード公開に向けた検討
革靴のリユースブランド『ラストラボ』は、運用指標(KPI)を四半期ごとに可視化し、公開するための検討を始めました。この新たな取り組みは、価格の乖離率や市場の鮮度を把握できる手段として期待されています。
本取り組みの背景
革靴は同じモデルでも、その評価が大きく異なることがあります。たとえば、Aldenの「Barrie」と「Grant」の違いや、Crockett & Jonesの異なるサイズについて、マーケットでの評価は単なるモデル名だけで決まるわけではありません。
その理由は、履き皺やクラック、さらには修理履歴や付属品の有無など、多くの要素が絡むためです。外的要因、例えば為替や海外の二次流通市場の動き、季節によるブーツの需要の変化、さらにはメーカー側の価格改訂なども影響し、それによって価格は常に変動しています。
そのためラストラボでは、これらの指標を明確にし、測定方法を検討することで、透明性の向上を図ります。主に「価格乖離率」「Time-to-Update」「鮮度維持率」「チャネル一貫性」といった重要な指標の定義と測定手法を策定し、2025年度内のパイロット公開を目指しています。
KPIダッシュボードの設計
ラストラボが目指すKPIダッシュボードは、誰もが理解できる形で設計される予定です。具体的には、以下のような特徴があります。
- - メソドロジーの公開: 各指標に対して明確な定義や計算式、データソースを示し、サンプリング方法や外れ値処理に関するルールも公開します。
- - カテゴリ別ビュー: サイズや状態、修理履歴、販路など多角的にフィルタリング可能なビューを提供し、各データを詳細に確認できます。
- - 基準帯の表示: 実績と期待レンジを視覚的に示し、トレンドを把握やすくするためのビジュアル化を行います。
- - 時系列トレンド: 四半期ごとの推移や過去との比較を可視化し、改善状況を把握できるようにします。
- - データ保護と匿名化: 個人情報を含まず、取引データも匿名化され、安心して利用できる環境を提供します。
ステークホルダーからのフィードバック
ラストラボでは、指標設計の過程で取引先や職人、顧客、市場プラットフォームなどの多様なステークホルダーからの意見を求めています。これにより、業界全体の理解を深め、信頼感を高めることを目指します。
株式会社ストックラボのビジョン
『ラストラボ』を運営する株式会社ストックラボの代表、尾太駿氏は次のようにコメントしています。「革靴の適正価格は、モデル名だけでは語れません。様々な要因が絡み合い、それによって『今日の価格』が決まります。この新たなKPIダッシュボードの設計は、私たちの透明性をさらに拡大し、顧客や業界に対する信頼を醸成する第一歩です。ステークホルダーと共に議論を重ねて、2025年度内の公開を実現していきます。」
会社概要
- - 企業名: 株式会社ストックラボ
- - 設立日: 2014年4月25日
- - 所在地: 東京都新宿区新宿2-12-16
- - 事業内容: リユース事業。革靴やお酒の販売・買取を中心に展開し、広告や集客支援も行っています。