ホーチキ株式会社のデータ連携強化への挑戦
ホーチキ株式会社は最近、エンタープライズ・データ連携プラットフォーム「ACMS Apex」を導入しました。この選択は、社内外で拡大するシステム間データ連携ニーズに応え、より効率的で安全なデータ管理体制を構築するという重要なステップです。
導入の背景
ホーチキは、基幹システムであるSAP S/4HANAを含む複数の業務システムを運用してきました。しかし、これらのシステムは従来、個別に接続されており、開発や運用にかかる負荷が大きく、またセキュリティや内部統制での課題も浮き彫りになっていました。特に以下のような問題が見受けられました。
- - リードタイムの長さ:新しい接続を実現するまでに半年以上かかることもあり、業務の迅速な実行を妨げていました。
- - セキュリティリスク:アクセスルートの増加がセキュリティ上のリスクを高めていました。
- - 保守性の低さ:個別開発の蓄積によって、システム全体の把握や改修が難しくなり、内部統制が効かない状況となっていました。
- - 調整負荷の増大:システム主管部門間での調整に多くの時間がかかり、DX推進の取り組みが難航していました。
このような課題を解決するために、ホーチキは内製による柔軟性とセキュリティのあるシステム間データ連携の共通プラットフォームの構築を決定しました。
ACMS Apexの選定理由
ホーチキは、複数の候補の中からデータ・アプリケーション(DAL)の「ACMS Apex」を選びました。その理由は、以下の特長にあります。
1.
ETL処理と統合運用:ACMS Apexは、データハンドリングプラットフォーム「RACCOON」との統合運用が可能です。
2.
直感的なGUI:プログラミング知識を必要とせず、迅速な内製開発が行えます。
3.
セキュリティ機能:ファイル暗号化、権限管理、証跡管理を通じ高いセキュリティと内部統制が可能です。
4.
柔軟な接続対応:最新システムからレガシー環境まで、様々な接続方式を扱える点が評価されました。
導入による効果
ホーチキは「ACMS Apex」を導入することで、次のような成果を上げています。
- - 社外システムとの安定した連携が実現し、運用負荷が軽減され、管理水準が向上しました。
- - 障害発生時の作業時間を大幅に削減。
- - 異なる接続方式のシステム連携を共通基盤に集約することで、個別対応を減少させ、安定した運用を確保しました。
- - IT部門が本来的に注力すべき業務にリソースを集中できるようになりました。
今後の展望
ホーチキは、今後さらに多くの社内外システムのデータ連携を「ACMS Apex」に集約し、全社でのDXを加速する計画です。迅速な内製改善と高いセキュリティが両立したデータ連携プラットフォームを基に、新たな価値を生み出し続ける意志を示しています。
企業紹介
ホーチキ株式会社は、1918年に設立された総合防災企業であり、日本初の火災報知機設置企業として132年にわたって「防災を通じて社会に貢献する」理念のもと事業を展開しています。自動火災報知設備から防犯設備まで、多岐にわたる製品を手がけています。
一方、株式会社データ・アプリケーション(DAL)は、EDIを中心としたデータ連携分野のリーダーであり、信頼性の高いソフトウェアを提供しています。
ホーチキとDALのパートナーシップにより、今後もデータ連携の新たな地平を切り開いていくことでしょう。