旭市の糖尿病対策
2024-12-02 11:31:18

旭市の糖尿病対策プロジェクトが厚生労働省賞を受賞・健康作りの取り組み

旭市が取り組む糖尿病対策プロジェクト「CCD旭」



千葉県旭市が、糖尿病対策プロジェクト「CCD(Cities Changing Diabetes)旭」によって、厚生労働省による第13回「健康寿命をのばそう!アワード」で優良賞を受賞しました。このプロジェクトは、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社、旭市、千葉大学医学部附属病院が連携し、市民の健康を向上させることを目指しています。

プロジェクトの背景と目的



近年、旭市においては糖尿病患者の増加が問題視されており、肥満率も高いことがわかっています。この課題に対処するため、旭市は「住むだけで健康が実現できるまち」を目指し、市職員が自らの健康意識を変革し、市民にその姿勢を示すことで全市的な健康づくりを推進しています。2019年6月に締結されたこの官民学の連携協定以来、具体的な活動が展開されています。

プロジェクト内容



「CCD旭」では、以下のような具体的な活動が行われています。

1. 健康宣言: 市職員が職場で設定した健康目標を他の職員や市民に対して宣言します。この活動によって職員自らが行動の変化を促します。
2. ながら運動: 働く環境での運動不足を解消するため、椅子をバランスボールにしたり、バランスクッションを導入します。
3. 階段利用促進: エレベーター前に足跡シールを貼り、自然と階段を使う習慣を促します。
4. PCポップアップ: PC上に健康に関するメッセージを表示し、定期的に意識を高めます。
5. 昼休みエクササイズ: 週に1回、昼休みに短時間のエクササイズを実施し、気軽に体を動かす機会を提供します。
6. 噛むだけ!ダイエットチャレンジ: 食事前にガムを噛む習慣を推奨し、早食いや食べすぎを防ぎます。
7. 体力測定ステーション: 市役所内や地域の商業施設に体力測定器を設置し、利用者の健康意識を高めます。

成果と意義



これらの取り組みを通じて、市役所職員の約65%が健康宣言を実施し、そのうち93.7%が目標を満たすか、取り組みを進めています。さらに、昇進を希望する職員も多く、健康に対する意識改革が進んでいることがうかがえます。

このプロジェクトは、単なる職員の健康を改善するだけでなく、地域社会全体に健康づくりの風土を広めることを目指しています。このように官民学連携によって実施されたプロジェクトは、地域住民の健康意識を高め、持続可能な健康づくりのモデルケースとして他の自治体にも影響を与えています。

未来への展望



今後、これらの取り組みを通じて得られた知見は、旭市の次期総合戦略に反映され、政策レベルで健康政策を強化していく予定です。この健康づくりのモデルを通じて、旭市全体の健康寿命の延伸をさらに推進し、地域全体での健康意識を高めることが期待されています。市役所から始まったこの運動が、市民全体に広がり、持続可能な健康づくりの取り組みは全国へも波及することでしょう。

まとめ



旭市の「CCD旭」は、官民学の連携により効率的に糖尿病予防に取り組み、市民も巻き込んだ活動が評価されました。このプロジェクトは、地域の健康課題解決のための重要な一歩であり、今後の展開にも目が離せません。


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会社情報

会社名
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-1-1明治安田生命ビル
電話番号
03-6266-1000

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