上ノ国町の魅力を再発見したワークショップ
2024年7月25日、株式会社GameWithが主催した「街の魅力発見ワークショップ」が、北海道の上ノ国町で行われました。このイベントは、地域に住む学生たちが自らの故郷の魅力を見つめ直す機会を提供するものです。対象は上ノ国町出身の中学3年生から高校3年生の計10名で、参加者はグループに分かれ、地元の魅力を考察しました。
ワークショップの概要
ワークショップは大留複合施設で開催され、参加者は上ノ国町ならではのグルメや観光地、イベント、特産品について意見を出し合いました。具体的には、「人」「土地」「モノ」「コト」といったテーマごとに付箋に記入し、それを模造紙に貼り付けていきます。その後、参加者たちは「世界に発信したい上ノ国町の魅力ポイント」や、「上ノ国町ならではの新たなアピールポイント」を話し合いました。
学生たちからは、「豊かな自然を活かしたサウナ」や「大人も楽しめるカジノ」といった斬新なアイデアが飛び出し、自らの地元について改めて深く考える貴重な経験となったようです。これにより、地域の魅力発見への意識が高まったことは間違いありません。
Fortniteで地域を発信
また、参加者の発表はワークショップの翌段階へと続きます。そのアイデアを基に、世界的に人気を誇るゲーム「Fortnite」のクリエイティブモードを用いて、オリジナルのマップを作成することが計画されています。このマップは今年中に公開予定で、ゲームを通じて上ノ国町の素晴らしさを全世界に発信することを目指しています。
次世代育成プログラムとしての意義
「街の魅力発見ワークショップ」は、次世代の学生たちに地域の魅力を発掘してもらうことを狙いとしており、単なる観光地を紹介するのではなく、豊かな発想力を育む場としても機能しています。地域の名産品や特色、地域に関連するアニメキャラクターなど、様々な側面から魅力を再発見し、それをゲームという新しい形で表現することができるのです。
地方創生への貢献
この取り組みは単に地域の振興にとどまらず、地方活性化の一環ともなっています。GameWithは、地方創生プランを通じて、若い人口の増加やイベント集客の支援を提供しており、地域に新たな活力をもたらすことを目指しています。ゲームの力を活かし、他の自治体でも同様のイベントが広がることが期待されています。
結びに
このようなワークショップは、学生だけでなく地域全体にも波及効果をもたらします。未来の担い手である若者たちが自らのルーツを見つめ直し、新しい形で地域を発信する姿勢は、今後の地方の振興において非常に重要な要素です。上ノ国町の取り組みが、他の地域への良いお手本となることを願っています。