子育て家庭の実態
2024-09-06 14:04:36

子育て家庭の孤立を防ぐ!「統合データ2023度版」が示す実態とは

子育て家庭の声を反映した「統合データ2023度版」



近年、子育て環境の改善が様々な観点から求められています。NPO法人きずなメールは、「孤育て」の問題をより深く理解し、予防するために、妊娠・子育て当事者の意見を集約した「統合データ2023度版」を発表しました。このデータは、全国の24地域で集められた7,691名の回答から成り立っており、子育ての現状を多角的に捉える貴重な資料となっています。

きずなメール事業とは?



「きずなメール事業」は、妊娠・子育て世帯に対して、登録された情報に基づき、育児に関するアドバイスや胎児の成長情報を直接届けるサービスです。この事業は、全国の自治体と連携して提供されており、LINEやメールを通じて情報が配信されます。あらかじめ出産予定日や子どもの誕生日を登録することで、毎日のように適切なメッセージが届き、家族の絆を強める一助となっています。

さらに、この取り組みは「孤育て」を防ぐセーフティネットの機能も果たしています。集まった声から、子育て家庭が感じる孤独感や不安を軽減することを目指しています。特に、乳幼児を育てる時期は、親自身の心身にも大きな影響を及ぼすため、適切なサポートが重要です。

アンケート結果の分析



2023年度のアンケート結果は、妊娠期1,186名、子育て期6,505名からの回答がありました。「読むことで、日常生活や気持ちの面に影響はありましたか?」との問いに対し、妊娠期では25.0%、子育て期では20.7%の人が「不安な気持ちがやわらいだ」と回答しています。一方、「孤独感がやわらいだ」と感じた人も、妊娠期9.1%、子育て期21.2%と、一定の効果を確認できました。

これらの結果からは、きずなメールが子育て世帯にとって役立つツールであることが証明されています。実際に、自由記述式の設問にも多くの感想が寄せられ、ユーザーがどのようにサービスを受け入れているかが垣間見えました。

自由記述式の設問から見える現実



アンケートには、自由記述式の設問があり、回答者が感じている生活や子育てについての率直な意見が集まりました。「きずなメールに対する感想」といった内容では、ポジティブな意見が多く見られましたが、一方で「孤独感が大きい」との意見もありました。これらの声は、子ども・子育て支援関係者や研究者が今後の施策を考えるための貴重なデータとなるでしょう。

まとめ



いかにして「孤育て」を防ぐかは、子育て支援において重要なテーマです。データが示す通り、妊娠・子育て世帯への適切なサポートが求められています。この統合データは、実際に活動を行う関係者のみならず、広く一般の人々にも子育ての実態を知ってもらうきっかけとなるでしょう。「統合データ2023度版」は、今後の施策を考える上で欠かせない資料となることが期待されます。自らの経験を基にした意見が反映されることで、より良い子育て環境が整うことを願っています。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人きずなメール・プロジェクト
住所
東京都新宿区高田馬場1-22-10-3B
電話番号
03-6709-6893

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