新刊紹介:『やらなくてもいい宿題2』
株式会社主婦の友社が、6月12日に新たな児童書『やらなくてもいい宿題2』を発売しました。著者は、80万部のベストセラーを記録した『#真相をお話しします』の結城真一郎氏。この新作は、小学生を対象にした「ミステリ図書室」シリーズの最新刊で、算数力と読解力を楽しく鍛えることを目的とした物語になっています。
物語のあらすじ
主人公の数斗と仲間たちは、自分たちが作った秘密基地を上級生に奪われてしまいます。基地を取り戻すためには、彼らが出す難解な算数の問題を解かなくてはなりません。公式をもとに解くべき問題ではありますが、一筋縄ではいかない挑戦が待ち受けています。果たして数斗たちは、秘密基地を無事に取り戻すことができるのでしょうか?
読解力の重要性
本書では、算数の問題だけでなく、それを解くために必要な読み取り能力が強調されています。出題されるのは「集合算」や「差集め算」といった、中学受験でも耳にする問題ですが、ただ公式を当てはめるだけでは解決できません。この点が本作の魅力です。近年、SNSや生成AIによる情報収集が進む中、子どもたちの「読む力」が衰退しているとの声もありますが、本書を通じてその危機感を解消し、問題文を正確に理解する力を身につけていただければと思います。
すべての子どもが楽しめる工夫
中学受験に相当する問題が盛り込まれていますが、前述のように未習の子どもでも無理なく楽しむことができる内容です。各問題には解説マンガが用意されており、分かりやすく楽しい解説がされます。また、発想を転換することで解ける問題も存在し、小学2年生が他の高学年の子どもには解けなかった問題にあっさり答えたという事例もあります。「問題の解き方を覚えることも大事ですが、その前に、問題文を正しく読み取る力が養われていることも重要です」というメッセージは、親子でともに考えさせられる機会にもなるでしょう。
結城真一郎氏の思い
著者の結城氏は名門校を卒業した後、独自の視点で問題にツッコミをいれる役割を果たしてきました。「勉強は肩肘張らずに楽しみながらやってほしい」とのメッセージを持つ結城氏は、読者に勉強の楽しさを伝えることを重視しています。問題文におちょくりの目線を持つことで、子どもたちは楽しみながら学ぶことができるのです。
著者の結城真一郎氏は、ミステリ小説や数々の人気作を手がけてきた実力派です。本作でも、そのユーモアと鋭い観察力が光る内容になっています。将来的に子どもたちが本当に必要な「読む力」を育むための一助となるでしょう。
書誌情報
- - 書名:やらなくてもいい宿題2
- - 著者:結城真一郎
- - 発売日:2026年6月12日(金)
- - 定価:1430円(税込)
- - ISBN:978-4-07-461014-3
- - 発行:主婦の友社
この本は、教科書の枠を超えた新しい学びの形を提供してくれることでしょう。また、楽しみながら算数力と読解力を鍛えられる本書を通じて、親子のコミュニケーションも深まるのではないでしょうか。是非、多くの方に手に取っていただきたい一冊です。