アクロクエストのYAMALEX、データ分析大会で日本人チームトップの7位入賞

アクロクエストのYAMALEXチームが躍進！

世界的なデータ分析コンペティション「Amazon KDD Cup 2024」において、アクロクエストテクノロジー株式会社のデータサイエンスチームであるYAMALEXが、日本のチームの中で最上位の成績を収めました。703チームの中、彼らは総合で第7位に入賞しました。この大会は、国際計算機学会が主催するデータサイエンスの最高峰のイベントであり、参加者は多くの国から集まったデータサイエンティストたちです。

Amazon KDD Cup 2024とは

「KDD Cup」は、国際的にも権威のあるコンペティションであり、今年はAmazonが提案したオンラインショッピングの複雑なシナリオを模倣した競技内容でした。競技は5つの異なるトラックに分類されており、各トラックでは特定のスキルが試されました。具体的には、ショッピング概念の理解やユーザー行動の整合、推論能力、多言語対応など、多岐にわたる領域が設定されました。

特に、トラック5には上記の要素を総合的に解決する「オールアラウンド」が設けられており、チームはこれらすべてのトラックを通じて優れた結果を残しました。

YAMALEXチームの成果

YAMALEXチームは、ショッピング概念の理解において第7位、ユーザー行動の整合と多言語対応能力では第6位、そしてオールアラウンドでは第7位という素晴らしい成績を収めました。全508チーム中の上位に入ったのは、彼らの努力と革新性の証です。特に、LLM（大規模言語モデル）を使用してデータセットを構築し、さらにファインチューニングを行った結果、推論の精度向上に成功しました。

この成果は、テクノロジーとしての機械学習の限界を押し広げるものであり、今後の応用にも大きな期待が寄せられています。

チームメンバーのコメント

チームリーダーの山本大輝は、「LLMを用いた商品のQA問題に取り組むことは非常に実践的な経験でした。このコンペを通じて、データ作成やタスクの学習、推論の改善といった多くのスキルを身に付けました。今回の成果を今後の業務にも活かしていきたいです。」と語っています。彼のリーダーシップの下、YAMALEXチームはますます進化を遂げています。