すらら国際デジタル算数コンテスト2025の成果と未来
2025年11月22日、東京都で行われた「すらら国際デジタル算数/数学コンテスト2025」の表彰式にて、中学校2年生部門の優勝者に「SUKEN Award」が贈呈されました。このコンテストは、インドネシア、スリランカ、フィリピン、エジプト、カンボジア、日本の児童・生徒約3,400人が算数力を競う国際的なイベントで、算数や数学に対する理解を深める絶好の場となっています。
コンテストの概要
「すらら国際デジタル算数/数学コンテスト」は、株式会社すららネットが主催し、公益財団法人日本数学検定協会が協力する形で実施されています。2017年から始まり、今回で6回目の開催を迎えたこのコンテストは、海外に住む子どもたちの算数・数学に対する学習意欲を高め、自信をつけることを目指しています。
参加国と参加者
今年のコンテストには、日本を含む6か国から3,400人を超える児童・生徒が参加しました。この中には、すららネットが提供するAI教材「Surala Math」を使って勉強している生徒が含まれています。
コンテストの目的
このコンテストの開催目的は、以下の3つです。
1. 目標に挑戦することで、学習意欲を高める
2. 学習量を増やし、計算力の向上を図る
3. 努力が結果へと結びつく成功体験を通じ、自信を育む
これらの目的に基づき、参加者は「マス計算」と「算数/数学テスト」の二つの部門で競い合います。
マス計算と算数/数学テスト
「マス計算」部門では、正確性と速さが求められ、各学年に応じた問題が出題されます。一方、「算数/数学テスト」では、論理的思考力や数学的な理解を問う問題が出され、参加者の総合的な数学力が試されます。
表彰式の様子
2025年11月22日に開催された表彰式では、各国の参加者が集まり、互いの成果を祝い、国際交流イベントを楽しみました。その中でも、スリランカの生徒が100マス計算で満点を獲得したことが特筆されます。
SUKEN Award受賞者
特に注目されたのは、中学校2年生部門のインドネシアの生徒です。彼は昨年に続き、2年連続で「SUKEN Award」を受賞しました。この受賞は、彼の努力と才能の証であり、他の参加者への励みとなるでしょう。
未来の教育に向けて
公益財団法人日本数学検定協会は、今後もイベントを通じて算数・数学の楽しさを広め、世界中の子どもたちに教育の機会を提供することを目指しています。また、数検(数学検定及び算数検定)を通じて、実用的な数学技能を評価し、子どもたちの学びを支援する活動を続けていきます。
参加資格と今後のスケジュール
「すらら国際デジタル算数/数学コンテスト」は、算数・数学ICT教材「Surala Math」を利用している児童生徒を対象に開催されます。
- - 予選:2025年9月下旬から10月中旬
- - 本選:2025年10月下旬から11月上旬
- - 国際決勝:2025年11月15日
- - 表彰式と国際交流イベント:2025年11月22日
このコンテストは、単なる競技ではなく、未来の理数教育を考える一大イベントといえるでしょう。