オランダ発CM.comが日本市場に本格参入し新たなモバイルソリューションを提供

日本市場に参入したCM.com

オランダで設立されたCM.comが日本市場に本格的に進出し、SMS送信やSIPトランクなどの多くのモバイルソリューションを提供し始めました。この企業は、これまでもヨーロッパ各国や南アフリカ、香港、中国にサービスを展開し、さらなるアジア市場の拡大を図っています。

日本におけるメッセージサービスの現状

日本では、LINEやキャリアメールに代表されるインターネットを利用したメッセージサービスが広く使われています。このため、SMS、いわゆるショートメッセージサービスの利用は、主にSMS認証や予約確認などに限定されているのが現状です。

しかし、昨今の日本におけるインバウンド需要の増加や、日本製品の海外における需要の高まりの中で、SMSの重要性が再評価されています。この流れの中でCM.comは、日本市場においてSMSが新たなコミュニケーションの手段として価値を提供できると考えています。

CMグループの意義

CMグループのジェネラル・マネージャー、ホドニー・ベナジ氏は、「CMグループが19年間にわたり築いてきた技術と経験を基に、日本のSMS市場に貢献したい」と語ります。彼は「SMSを通じた新しいビジネスの可能性を模索し、真摯に取り組む」と続け、自らの信念を示しました。

SMS認証とは、IDやパスワードを確認する際に、セキュリティコードをSMSで送信して、より安全にログインするための２段階認証の一手法です。こうすることで不正アクセスのリスクを低減することができます。

CM.comのサービス

CM.comは1999年にオランダで設立され、より便利なモバイル体験をユーザーに提供するためにSMSやSIPトランク、モバイル決済、チケット発券、アプリ開発などを総合的にサポートするプラットフォームを持っています。これにより、25,000を超える企業、例えばWhatsAppやKLMオランダ航空へのサービス提供を行っています。

CM.comはまた、自社データセンターを含む365日24時間体制のオペレーションセンターを持ち、北ヨーロッパ全体にわたるファイバーネットワークを利用し、安全で信頼できるプラットフォームを提供しています。