お金を考えるきっかけを提供するかいがら書店の取り組み

新たな価値観を育む「かいがら書店」プロジェクトの誕生

2025年3月より、日本に新しい形の書店レーベルが登場します。その名は「かいがら書店」。これは、一般社団法人J-FLEC（金融経済教育推進機構）が立ち上げた架空の書店レーベルであり、お金という重要なテーマに向き合うきっかけを子どもたちに提供することを目的としています。特に、未就学児〜小学生の家族を対象に、重要なお金の知識を遊び感覚で学ぶことができる内容が特徴です。

プロジェクトの背景と目的

近年、「お金」に関する教育が重要視されていますが、それに対するアプローチはまだまだ多様性が不足していることが多いです。J-FLECは「お金の知識をあなたの力に。」をモットーに、さまざまな年齢層に向けた金融教育を提供しています。このプロジェクトを通じて、子どもたちにお金に対する理解を深め、将来のファイナンシャル・ウェルビーイングを築くための基盤を育むことを目指しています。

第1弾の絵本『かえたかえた』のストーリー

プロジェクトの第一弾として登場するのが、絵本作家・近藤瞳さんによる『かえたかえた』という絵本です。この作品では、主人公のカエルのマネくんが登場します。彼は、お母さんの誕生日プレゼントを贈りたいと願っていますが、そこに深刻な問題が存在します。それは、この世界にはお金という概念が存在しないことです。そこで彼は、大事に集めた「かいがら」を使って、様々な物と交換しようと試みます。この物語を通じて、子どもたちは「お金の価値」と「交換の楽しさ」を学ぶことができるのです。

限定プレゼントキャンペーン

書店オープンを記念して、特別なプレゼントキャンペーンも行われます。このキャンペーンでは、SNSをフォローし、アンケートに答えることで、200冊限定で絵本『かえたかえた』が無料で手に入ります。この機会に、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。応募期間は2025年2月26日から3月30日までとなっています。

二子玉川蔦屋家電でのPOP-UPイベント

また、実際の書店として、二子玉川蔦屋家電に期間限定で「かいがら書店」がオープンします。このPOP-UPイベントでは、絵本と交換するアイテムを持参することで、より興味を持ちやすくなります。特別な日を家族で楽しむ良い機会となることでしょう。開催期間は2025年3月8日から3月21日までで、時間は10時から18時までです。