南三陸町の新たな試み:防災を学ぶ宿泊プラン
南三陸町の東日本大震災伝承館「南三陸311メモリアル」は、宿泊者向けに新たなプランを提供開始します。このプランは防災と命の大切さについて学ぶことを目的としており、3月10日から本格的に運用されます。これは、地元の宿泊施設である南三陸ホテル観洋との初のコラボレーション企画です。
震災から13年、多くの訪問者が集う理由
毎年、3月になると多くの方々が南三陸町を訪れます。震災から13年以上が経過した今、訪れる理由は様々です。何度も訪問し、変わりゆく町の様子を見守る方や、子供を連れて被災地の実情を学ぶために来る家族、またボランティア活動を通じて関わった地域の現状を知りたいという人々もいます。これからも願わくば防災や自然災害について学びたいという考えを持つお客様が増えていくことでしょう。
答えの見えない問いに向き合うプログラム
新たに始まるラーニングプログラムでは、参加者が被災者の証言映像を視聴しながら、その中で浮かび上がる「問い」に対して参加者同士で意見を交わすことが求められます。例えば、「あなたがその場にいたらどう行動しますか?」といった、答えのない問いに立ち向かう経験は、参加者に深い学びを与えることでしょう。このプログラムを通じて得られる気づきは、参加する全ての人にとって貴重な体験になるはずです。
無料送迎サービスの詳細
また、特に仙台からの交通手段がない宿泊者に向けて、南三陸ホテル観洋では南三陸311メモリアルまでの無料送迎サービスも実施されます。このサービスは、ラーニングプログラムに参加するための便利な手段となります。定員は1日6名で、期間は3月31日まで、休館日である毎週火曜日を除いて利用可能です。そして、メモリアル館内で行われるプログラムは別途料金が必要ですが、宿泊者には特別な顧客体験が用意されています。
プログラム参加料金
プログラムは基本的に二つのコースが用意されており、レギュラーコース50分は大学生や一般で1,000円、中学・高校生800円、小学生500円となっており、ショートコースは20分でそれぞれ600円、500円、300円です。学校教育の一環としても十分に活用できる内容ですので、学校団体の参加も期待されます。
お問い合わせ先
南三陸ホテル観洋の公式サイトや、南三陸311メモリアルの案内ページに詳しい情報が掲載されていますので、ぜひご覧ください。
公式サイト:
mkanyo.jp
所在地: 宮城県本吉郡南三陸町黒崎 99-17
お問い合わせ: 0226-46-2442
公式サイト:
m311m.jp
所在地: 宮城県本吉郡南三陸町志津川五日町200番地1
電話: 0226-28-9215