BinB広告新時代
2019-10-11 16:00:31
電子書籍リーダーBinB、新やり方で広告表示可能に進化
電子書籍リーダーBinBが新たに広告表示機能を追加
電子書籍リーダー「BinB(ビーインビー)」の新バージョンが発表され、広告を表示できる新機能が追加されました。このアップデートにより、BinBは、コンテンツ内広告とオーバーレイ広告の2種類を表示できるようになり、広告主にとっても利用価値が高まります。
新たな広告モデルの可能性
BinBの新機能では、広告表示のタイミングを調整可能です。リーダーの起動時や特定のページをめくった後、また作品の最後に広告を表示することができます。この柔軟な広告配信機能により、読者の興味を引き、広告効果を最大化する狙いがあります。
広告配信をサポートする企業には、fluct、MicroAd、Genieeなどが名を連ねています。これにより、今後ますます多様な広告展開が期待できるでしょう。
電子書籍広告市場の成長
2018年度のマンガアプリ広告市場規模は167億円に達し、2019年度にはさらに1.5倍の250億円に達する見込みです。このような市場動向を受けて、電子書籍コンテンツを広告メディアとして利用する新BinBは、大きなビジネスチャンスを持つと考えられています。
急速に成長するインターネット広告市場にも注目が集まっています。2018年度のインターネット広告費は1兆7589億円に達しており、BinBの強化された機能は、Webサイト上の電子書籍コンテンツを新たな広告媒体として有効活用することに貢献しています。特に、一般的なWebサイトに比べより精密なターゲティングが可能なため、広告主には非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
BinBの特徴
「BinB」は、マルチデバイス対応のブラウザベースの電子書籍リーダーです。EPUB 3、PDF、JPEGなどの形式をサポートしており、ウェブサイト上で高速かつ快適にコンテンツを閲覧できます。さらに、独自のデジタル著作権管理(DRM)技術を実装しており、無料コンテンツの公開から、有料販売、サブスクリプションサービス、さらには広告からの収益化まで、多様なビジネスモデルに対応しています。
株式会社ボイジャーの背景
BinBを展開する株式会社ボイジャーは、1992年に創業し、デジタル出版の先駆者として市場に取り組んできました。米国ボイジャーとの合併により独立した企業となり、エキスパンドブックやT-Time、dotBookの開発元として知られています。デジタル出版をWebベースに移行する中で、2010年からはインターネットブラウザを用いた電子書籍の普及に注力してきました。
ボイジャーは「すべての人のメディア」という理念を持ち、新技術や手法の導入を通じて、より多くの人々に価値を提供し続けています。特に、IDPF(International Digital Publishing Forum)やW3C(World Wide Web Consortium)に参加して、フォーマットの標準化を進めるなど、業界全体の発展にも寄与しています。
まとめ
BinBの新バージョンは、電子書籍の可能性を大いに広げるものであり、広告主に対しても魅力的な選択肢を提供します。急成長する電子書籍市場で、BinBは他の競合と差別化された広告戦略を展開することで、さらなる成長を遂げることが期待されます。今後も注目が必要です。
会社情報
- 会社名
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株式会社ボイジャー
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前5-41-14エクセル青山101
- 電話番号
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03-5467-7070