CFB株式会社が新たな金融DXソリューションを発表
東京・豊島区を拠点とするCFB株式会社が、金融機関の融資審査部門向けに新しいシステム「CFMAS(シーエフマス)」を発表しました。このシステムは、企業の期中における資金の流れの変化を可視化し、粉飾や資金繰りの悪化、さらには倒産リスクを決算前に早期に発見するために設計されています。
リリースの背景
近年、原材料価格の高騰や人件費の上昇、さらには物価高や金利環境の変化によって、多くの企業が資金繰りの悪化を経験しており、その結果として倒産に至る事例も増加しています。従来、企業の財務状況は決算書によって評価されてきましたが、決算書は過去の結果を示すもので、実際には資金不足に苦しむ企業が存在しても、その兆候に気付くのは困難です。粉飾の手法も年々巧妙化しており、経常収支比率など従来の指標だけでは異常を察知しにくい状況が続いています。
このような背景から、金融機関が把握できる情報は年に一度の決算情報だけであり、資金繰りの悪化に気づいたときには手遅れの場合が少なくありません。
CFMASが実現すること
CFMASは、CFBの既存システム「CFBOS」を基にして開発され、決算書では見えにくいリスクを明らかにします。このシステムは、
1. 資金ショートの早期検知機能
2. 回収条件や支払条件の自動算出
3. 取引条件の異常値発見機能
を搭載しており、複合的な視点で粉飾の可能性や企業リスクを同時に検知します。さらに、資金繰りアラートと粉飾アラートという2種類の情報を表示することで、企業リスクを多角的に把握することが可能です。
高度化する粉飾への対応
従来の審査手法では比較的簡単に発見できる粉飾もありますが、近年はその手法が一層複雑化し、従来のシステムでは検知が難しくなっています。CFMASは、こうした高度な粉飾に対しても積極的に対応し、与信管理の質を高めるだけでなく、粉飾に対する「牽制効果」も期待されます。
会社概要
CFB株式会社は、『Cash Flow Banking for the Future』を掲げ、東京都豊島区に本社を構えています。代表取締役は古尾谷未央氏です。
この新たなシステム「CFMAS」は、今後の金融業界における資金管理・リスク管理に大きな影響を与えることでしょう。企業の情報を効果的に把握し、安定した経営を支える一助となることを期待しています。