イギリスからの注目の舞台が、いよいよ日本の映画館で楽しめることとなりました。ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)の新作『インター・エイリア』が、12月26日(金)より上映開始されます。この作品は、世界的ヒットを記録した舞台『プライマ・フェイシィ』の制作チームが手掛けたもので、主人公ジェシカが法曹界で男性を凌ぐ活躍をする姿を描いています。
ジェシカは仕事と育児を両立させながら、愛する息子との関係性が試される出来事に直面します。彼女は自分の育児が正しかったのか、また夫との関わりがどうあるべきなのかを自問自答していくという、深いテーマを持った物語です。作品は「親が子供にできること」「親としてのあり方」といった、答えのない人生に対する疑問を投げかけます。
日本語予告編も完成しており、特に観客の心に響く内容となっていることでしょう。また、ナイーブな息子役のジャスター・タルボットが、舞台本番前の貴重な様子を収めた密着映像も公開されています。この映像では、開幕前のジャスターの日常が垣間見ることができ、舞台に対する彼の情熱を感じることができるでしょう。
映像は日本語字幕付きで、観客にとって製作過程の裏話を楽しむ貴重な機会です。是非ご覧いただきたいです。
『インター・エイリア』は、現代社会における家族や仕事の問題、そして男女平等の背景についても触れる重要な作品です。従来の男性優位の価値観が形成する世界において、家族と仕事の関係性を深く考察する内容となっており、鑑賞後には強いメッセージが心に残ります。
日本各地での上映が予定されており、東京ではTOHOシネマズ日比谷やシネ・リーブル池袋、神奈川ではTOHOシネマズららぽーと横浜などで公開されます。また、北海道の札幌シネマフロンティアや名古屋のミッドランドスクエアシネマ、大阪の大阪ステーションシティシネマ、熊本の熊本ピカデリーでも楽しむことができます。追加の上映劇場も随時公式HPで発表される予定です。
11月28日からは、NTLiveの名作『欲望という名の電車』も東京・Morc阿佐ヶ谷にて公開されることが決定しています。ジリアン・アンダーソンが主演を務め、劇場の演出も高く評価されています。さらに、同日から『博士の異常な愛情』の世界初舞台化も北海道と名古屋で上映され、話題の作品が次々と日本に上陸します。
2025年から2026年にかけて、新作NTLiveの公開予定もすでに発表されております。これからも旬で話題性のあるイギリスの舞台を、日本の映画館で楽しむことができる機会が増えていくことでしょう。皆さまもぜひ、イギリスの優れた演劇を映画館で体感してみてはいかがでしょうか。