WhaTap Japan、新たにIT統合モニタリングサービスを提案
2024年9月26日、東京にてIT統合モニタリングおよびオブザーバビリティサービスを提供するWhaTap Japanが、地域金融機関のオンラインサービスの安定運営を支援する新たな提案を行いました。この取り組みは、地域金融サービスの可用性と性能を向上させることを目的としています。
WhaTap Japanの代表を務めるイ・ドンイン氏は、翌日開催される日本YSDセミナーに参加し、地域の金融機関が直面しているオンライン窓口業務やバンキングサービスにおけるITモニタリングの重要性について講演しました。
YSDセミナーの注目ポイント
今回のセミナーは、ヤマトホールディングスのSI子会社YSD(Yamato System Development)が主催し、テーマは「日本に居住する外国人の金融アクセシビリティ向上」。WhaTap Japanの副社長イ・チェハク氏が基調講演を行い、オンライン業務をより安定的に運営するためのITモニタリング技術がどのように役立てられるかを説明しました。イベントには多くの地域金融関係者が参加し、アクセシビリティ向上に対する強い関心が見られました。
オンラインサービスの重要性
最近、金融機関では窓口業務やバンキングサービスが次第にオンライン化しています。これに伴い、オンラインサービスの安定さと信頼性が業界全体の重要課題となっています。利用者が安心してサービスを利用できるよう、IT環境の各要素が全体にどのような影響を与えるかを迅速に把握する必要があります。
イ副社長は、「オブザーバビリティ」の重要性を強調し、これを通じてさまざまな運営要素を一つのプラットフォーム上でリアルタイムに監視できる仕組みを提案しました。さらに、韓国およびインドネシアの具体的な事例を挙げて、安定したオンラインサービスが金融サービスのアクセシビリティ向上に寄与することを説明しました。
WhaTap Monitoringサービスの概要
WhaTapの提供するMonitoringサービスは、全てのIT運営環境に対応しており、パブリックとプライベートのSaaS形式、さらにはオンプレミス環境でも支援が可能です。サーバーやアプリケーション、データベース、Kubernetesなど多種多様な環境の性能と障害分析が可能で、問題が発生した際にはリアルタイムで確認できます。これにより金融機関は、迅速な対応が可能となります。
イ副社長は、「金融業界におけるデジタルトランスフォーメーションは急激に進行しており、IT統合モニタリングの必要性も増しています」と述べ、WhaTapがこれまでに得た技術力を基に、日本の地域金融機関が安定した運営を実現できるよう全力で貢献していく意向を示しました。
企業情報
WhaTap Japanは、2015年7月に韓国で設立されたIT統合モニタリングおよびオブザーバビリティサービスを提供する企業の日本法人です。IT運営環境全般を監視し、単一プラットフォームで問題状況をリアルタイムに把握できる技術力から、さまざまなグローバル企業との競争で独自の地位を築いています。今後も日本市場における更なる支援の拡充が期待されます。