社会課題に応える防災アプリ『NIGERU』の登場
災害時における通信障害や停電など、私たちの生活を脅かす要因は多岐にわたります。そんな中、株式会社コンプラスが開発したオフラインで使える防災アプリ『NIGERU(ニゲル)』が、一般ユーザー向けに提供を開始しました。このアプリは、静止した環境でも避難先を効率的に見つけ出し、避難行動を支援します。
アプリ『NIGERU』の特性
『NIGERU』は非常にシンプルかつ直感的に使用できることを意識して設計されています。具体的には、通信が途絶えてもスマートフォンの位置情報を使って周囲の避難場所を自動で検索し、コンパス機能によってユーザーを誘導します。これにより、混乱が生じやすい災害発生時でも安全に避難できるようサポートするのです。
開発の背景
このアプリの開発の出発点は、1995年に発生した阪神・淡路大震災です。この地震では、通信障害や停電によって多くの人々が避難先を見つけることができず、手ぶらで避難を余儀なくされました。この辛い教訓から、緊急時にも機能する防災の仕組みを求める声が高まりました。その後の東日本大震災の経験も踏まえ、特に手ぶら避難者や外国人、要配慮者へ配慮した受付システムの和製防災アプリ『NIGERU』が誕生しました。
機能の詳細
『NIGERU』は主に以下の機能を持っています:
1.
防災機能: 通信が遮断されても、周辺の避難所を自動で優先検索し、避難行動をサポートします。
2.
練習・日常利用機能: 通勤や通学路の確認、家族との避難訓練などが行え、「マイ地点登録」により日常からの備えを促します。
3.
気象情報配信: オンライン時には、最新の気象情報をリアルタイムで配信・表示します。
4.
避難者受付支援システム: 身近なICカードとスマートフォンだけで避難者の受付が行え、通信環境がなくても安心です。
事業者向けの機能
また、事業者や自治体向けには、オフラインでも機能する受付管理システムや、全国の避難所データと連携した広域の避難状況を一元管理するソリューションも提供されます。
今後の展望と社会実装
『NIGERU』の技術は、2015年に消防庁全国技術大会でも採用され、全国的にも注目を浴びています。これからは特定事業者向けだけでなく、地域社会における安全や安心を支えるインフラとして利用されることを目指し、社会実装を進める方針です。
利用方法と価格
『NIGERU』はApp StoreおよびGoogle Playからダウンロード可能で、基本利用は無料です。事業者向けの機能には個別の問い合わせが必要です。これにより、災害に対する備えを身近なものとして、一般の市民に広く普及していくことが期待されます。
最後に
社会貢献にも重きを置いている株式会社コンプラス。オフラインで動作するこのアプリは、いざという時のための防災ツールとして非常に頼りになります。災害はいつどこで起こるか分からないため、今こそ『NIGERU』で事前の備えを始める時です。