NECのサイバー演習
2024-10-12 02:51:59

大洋州国向けサイバーセキュリティ演習、NECが実施を受託

NECセキュリティ、大洋州国向け演習を実施



NECセキュリティは、総務省から受託したサイバーセキュリティ能力構築演習を大洋州の島嶼国向けに実施します。演習は2024年10月2日から10日までの7日間、フィジーにて開催され、合計29名の政府機関や重要インフラ事業者の専門家が参加予定です。加えて、2025年2月には米国・グアムでも同様の演習を計画しています。

演習の背景と目的



サイバーセキュリティがますます重要視される中、特に国際的な連携が求められています。国境を越えて影響を及ぼすサイバー攻撃に対処するためには、各国間での能力強化が不可欠です。NECセキュリティは、アジア太平洋地域の開発途上国におけるサイバーセキュリティの支援が日本や世界全体のリスクを低減すると考え、この演習を通じて能力の向上を図ります。

実施内容



今回の演習では、事前に1カ月以上にわたるオンライン学習が行われ、受講生はサイバー攻撃の実践的な対応力を身につけます。演習内容は以下の通りです。
  • - オンライン事前学習:基本的なセキュリティ知識を習得
  • - インシデントレスポンス研修:2日間にわたり、机上演習と事前学習の振り返りを実施
  • - CYDERによるハンズオン演習:5日間にわたり、実際のサイバー攻撃への対応を体験

受講者には、パプアニューギニア、フィジー、サモアを含む大洋州の13カ国政府及び重要インフラの実務者が参加します。特に、この地域の安全保障に寄与することを目指し、NECセキュリティは専門的な講師やトレーナーとしても関与します。

市場におけるNECの役割



NECは、「日ASEANサイバーセキュリティ能力構築センター」を通じて、ASEAN諸国に対しても約30回にわたる演習を実施しています。これらの経験を踏まえ、今回の演習でも地域特有のニーズに合わせたプログラムを展開することで、現地のサイバーセキュリティ強化を支援していきます。

さらに、NECは国内外の政府機関や重要インフラ企業をはじめとする多様なクライアントに対して、研修や製品・サービスを提供し、サイバーセキュリティの能力向上に貢献していく方針を示しています。

未来への展望



NECセキュリティのこの取り組みは、単に技術的な支援にとどまらず、地域全体のサイバーセキュリティ能力の底上げにつながる重要な一歩と位置付けられています。国際的な連携を深め、インド太平洋地域における平和と安定を促進する役割を果たすことが期待されています。

NECセキュリティは今後も、サイバーセキュリティのプロフェッショナルたちを次世代のリーダーとして育成し続ける考えです。


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会社情報

会社名
NECセキュリティ株式会社
住所
東京都港区東新橋1丁目9-2汐留住友ビル19階
電話番号
03-6435-2961

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