2025年1月19日、神戸・三宮センター街で『神戸防災のつどい2025』が開催されました。これは阪神淡路大震災から30年を迎えるにあたり、災害に備える重要性を再確認するイベントです。この日、フェリシモの「みんなのBOSAIプロジェクトもしもしも®」と神戸学院大学の「防災女子」がコラボレーションし、参加者に向けた試食イベントを行いました。
会場の熱気
参加者は多彩で、地元の人々や防災に関心のある方々が集まり、会場は活気に満ちていました。フェリシモは、備蓄に役立つ食品セット『備蓄でお守り KOBE BOX2』を用意し、試食メニューの披露を行いました。提供された料理は、「ビーフン」、「蒸しパン」、「鮭としそひじきご飯」、「クッキークランチ」の4品です。これらは、家庭にある食材と『KOBE BOX2』の食品を組み合わせた、防災時にも手軽に作れるアレンジレシピです。
実践的なレシピ
全てのレシピは神戸学院大学「防災女子」のメンバーによって開発されました。レシピ作りには調理器具が少ない環境を想定し、一つのコンロや耐熱性のポリ袋を使用。これにより、災害時でも簡単に温かい食事を準備することが可能です。この試食を通じて、参加者は防災食がどのように美味しく、実用的に役立つかを体感しました。
参加者の声
ブースを訪れた参加者からは、「非常食なのにレシピが簡単で、普通に美味しかったです」という喜びの声が寄せられました。また、「防災用にストックしているものが増えていく中で、食べ物も検討したい」との感想もありました。このイベントは、ただの試食会にとどまらず、防災に対する意識を高めるセッションでもありました。
安福瑞希さんは、「災害時には甘いものがほしくなる」と述べ、クッキークランチの提供が傷つきやすい心に温かさを届けたと言います。「阪神淡路大震災の後に生まれた世代として、私たちはこれからも防災の重要性を伝えていきたい」と意気込みを語りました。彼女たちの活動は、多くの女性や家庭に“やってみたくなる防災”を広めることを目指しています。
新しい備蓄の形
『備蓄でお守り KOBE BOX2』は、日常生活に根ざしながらも、非常時に役立つ食品を提供することを目的としています。今回の試食イベントでは、これまでの備蓄食品に対するイメージを一新し、普段から楽しめる食品としての提案がなされました。
まとめ
神戸学院大学「防災女子」とフェリシモが手がけたこのイベントは、参加者が防災の必要性を楽しく学ぶ良い機会となりました。今後も、このような活動を通じて、防災意識を高め、多くの人々に準備の大切さを広めていくことが期待されています。防災の知識は決しての価値はないものであって、その安心感は私たちの未来を支える基盤になるのです。これからも神戸から発信される防災に関する取り組みに注目です。