結婚相談所利用者の実態と満足度
株式会社イードが運営する婚活メディア「LiPro」が、2024年9月26日から10月2日の期間に実施した結婚相談所に関する調査結果を発表しました。この調査では、171名の結婚相談所利用者を対象に、入会理由や成婚率、利用満足度について詳しく分析しています。
入会理由の実情
調査によれば、多くの人が結婚相談所に入会する理由として「真剣に結婚を考えている人が集まっている」ことを挙げており、次に「短期間で結婚相手を見つけたかった」という回答が多く見られました。また、サポートを求めたり、相手の身元確認ができる点も好評でした。特に、結婚に対する真摯な姿勢や、活動の安心感を求める人たちが多いことがわかります。
選び方のポイント
結婚相談所を選ぶ際の決め手としては、まず「会員数が多い」ことが圧倒的に高い割合を占めています。口コミや評判の良さも重要で、これを参考にしながら慎重に選ぶ人が多いことが伺えます。
成婚率の現状
成婚できた人は全体の28.1%ということで、結婚相談所に入会した約4人に1人が成婚に至っているという結果が示されました。成婚までの主な期間は「4〜6ヶ月」で、次いで「7〜9ヶ月」と続きます。これにより、短期間での成果を望む人々にとって結婚相談所が機能していることが明らかとなっています。
お見合いの回数
結婚相談所でお見合いをした人数については、「1〜3人」が最も多く、全体の42.3%を占めています。成婚者を見ると、この人数が46.2%に達し、少ない人数での出会いが成功につながっていることが分かります。たくさんのお見合いを行いながらも、結婚相手を見つけた方が大多数を占めていることが、結婚相談所の強みだと言えます。
利用者の満足度
利用者の満足度については、約7割が「満足」と回答しており、特に「まあまあ満足」との意見が多い結果となっています。多くの人が、万全のサポートや、会員の真剣度の高さを感じており、価値を実感しているようです。「安心して活動できた」という意見が多く寄せられ、結婚相談所の意義が再確認されました。
満足した理由と不満な理由
満足した理由には、客観的なアドバイスが受けられたこと、婚活がスムーズに進んだことが挙げられ、大いに感謝している声が聞かれました。一方で、やや不満を感じた人々の中には、コストの面で躊躇する声や、地元の人との出会いが少なかったという意見もありました。
今後の展望
結婚相談所は、今後もより多様なニーズに応じたサービスを展開し、利用者が安心して活動できる環境を整えていく必要があります。利用者の声を反映しながら、さらなる成長が期待される分野といえるでしょう。
この調査結果は、婚活を考えるすべての人にとって、有意義な指針として活用されることが望まれます。