高島リボン、髙島屋と共にサステナブルな未来へ
福井県鯖江市に本社を構える高島リボン株式会社は、持続可能な社会の実現に向けた新しい取り組みをはじめました。連携先として髙島屋が選ばれ、同百貨店のクリスマスディスプレイで使用された装飾リボンを回収し、リユースやリサイクルへと繋げるプロジェクトが始動しています。
クリスマス装飾のリボン回収の重要性
クリスマスシーズンに彩られた街には、華やかな装飾があふれています。しかし、その多くが使用後に廃棄される事実がある中、資源の循環型社会を目指す高島リボンは、不要となった装飾品を回収し、新たな資源として生まれ変わらせる試みを行っています。この動きは、サステナブルなモノづくりの重要性を再認識させるものです。
プロジェクトの概要と回収店舗
この取り組みは髙島屋の以下5つの店舗で展開されます:
- - 日本橋店
- - 新宿店
- - 横浜店
- - 大阪店
- - 京都店
回収対象商品は、クリスマス装飾で使用されたリボンです。業界としても、装飾品の再利用やリサイクルの意義が広く認識されつつあり、高島リボンはその先駆けとしての役割を果たしています。
ECOMMITとの連携
高島リボンは、ECOMMITという循環商社と提携し、回収されたリボンの再資源化を行います。ECOMMITは「捨てない社会をかなえる」という理念のもと、全国に設置された循環センターを活用し、収集した不要なものを選別し再流通させるシステムを確立しています。
このプロジェクトにおいては、回収されたリボンの一部が、伊藤忠商事の「RENU」プロジェクトを通じて再生ポリエステルに生まれ変わります。こうしたリサイクル過程を通じて、再び「I am sustainable」ブランドのリボンにも使われることになります。高島リボンが提供するサステナブルな商品に、使用済みの装飾品が新たな意義を持って加わるのです。
サステナブルな未来を見据えて
高島リボンは1932年の創業以来、「私達の作るリボンで、手に取った世界中の人達の心を豊かにしたい」という理念のもと、高品質な製品を提供し続けています。サステナブルな製品の開発に心血を注ぎ、SDGsにも取り組んでおり、特に「つくる責任」について真剣に考え、確実に実行してきました。
高島リボンが目指すのは、ただのリボン製造ではなく、未来へ持続可能な社会を築くための重要なメッセージを伝えることです。今回のクリスマス装飾リボンの回収は、その一環として大きな意義を持つものです。
結び
高島リボンの新たな挑戦は、業界全体に広がり、他の企業や地域にも影響を与えることが期待されています。持続可能な未来を考える中で、私たち一人ひとりの行動が重要です。このプロジェクトを通じて、消費者もまた、よりサステナブルな選択をすることが可能と思われます。
私たちの生活の中に、サステナビリティの理念を取り入れ、未来に繋がる行動を選択していくことが求められています。高島リボンの取り組みは、そんな未来への第一歩になることでしょう。