FCLコンポーネントが新たなサーマルプリンタメカニズムを発売
FCLコンポーネント株式会社は、業務効率化を目指して設計された新型のサーマルプリンタメカニズム、FTP-63KMCL304-Rを発表しました。特にKIOSKやセルフターミナルの向けに開発されたこのプリンタは、トップオープン構造を採用し、メンテナンスが容易な設計が特徴です。これにより、精度の高い印刷が可能であり、企業の人手不足にも応える製品となっています。
トップオープン構造のメリット
FTP-63KMCL304-Rは、プリンタの上部から感熱紙を簡単に挿入できるトップオープン構造を採用しています。このデザインは、従来のレバーを使った開閉方式とは異なり、ボタン一つで開閉ができるため、メンテナンスが迅速に行えます。屈曲することなく作業ができるため、限られたスペースでも柔軟に配置できるのが大きな利点です。
多様な用紙サイズに対応
このサーマルプリンタは、2インチから3インチ(最大86mm)までの用紙サイズに対応しています。また、内部に搭載されたセンサーにより、ユーザーがセンサーの位置を調整する必要がなく、ラベルの印字位置を正確に設定できるため、安定した業務が期待できます。
優れたカッティング機能
標準装備されたカッターは、厚紙にも対応可能なフルカット及びパーシャルカット機能を持ち、特別な印刷物に最適なフルカット専用カッターもオプションとして用意されています。これにより、記念チケットなどの特別な仕様の印刷物も美しく仕上げることができます。
部品の交換も容易
通常プリンタが劣化しても全体を交換する必要がありますが、FTP-63KMCL304-Rは、必要なパーツだけを交換できる設計となっています。サーマルヘッドユニットやプラテンユニットなどの部品を個別に交換できるため、コスト削減にも寄与します。これにより、長期間の使用にも耐えうる製品となっています。
用途の広がり
このプリンタはKIOSKやセルフターミナルに限らず、自動販売機や医療機器など、さまざまな用途に対応可能です。多様なシーンで使用が期待され、今後の展開が楽しみです。
発売スケジュール
FTP-63KMCL304-Rのサンプル提供は随時受付中で、量産は2025年12月下旬を予定しています。詳細な仕様や価格については、FCLコンポーネントの公式ウェブサイトをご覧ください。
Official Website
会社概要
FCLコンポーネント株式会社は、産業用オートメーションやIoT通信、医療機器など様々な市場向けに電子部品を開発・製造・販売しているメーカーです。その高い技術力と柔軟な製品ラインナップで、多くの顧客から支持されています。
今後もFCLコンポーネントは、ユーザーのニーズに応える製品開発に取り組んでいくことでしょう。