暗号資産のセキュリティ格差
2026-05-12 10:25:52

50代投資家の4割が無防備?暗号資産のセキュリティ格差を探る

暗号資産のセキュリティに関する世代間格差



株式会社Claboが実施した調査によると、746名の暗号資産投資経験者の中で、二段階認証(2FA)を完全に設定しているのはたった29.4%という驚くべき数字が示されています。特に、50代の投資家がこの設定を行っていない割合は全世代の中で最も高く、セキュリティ対策の重要性を理解しながらも、実践には「面倒」という心理的壁が存在していることが浮かび上がっています。

調査の背景



この調査は、自己責任の原則が徹底されている暗号資産市場において、利用者がどれほどセキュリティ対策に意識を向けているのかを明らかにすることを目的としています。特に、1万円未満の資産を持つ投資家層においては、半数近くが無防備な状態であることが判明しました。この背景には、小額だからこそ安全だという思い込みがあると考えられます。

セキュリティ対策の現状



多くの投資家は「重要だとわかっているが面倒」と感じているようで、特に44.6%が一部のサービスでのみ2FAを設定していると報告しています。これに対し、59.5%の「一部設定」の投資家が「面倒」と感じていることからも、セキュリティ対策を怠ることで生じる潜在的なリスクへの意識が薄れていることが伺えます。

また、2FAを設定していない層が19.8%、さらに「知らない」との回答をした層が6.2%にもなることから、全体として約4人に1人が無防備であるという危険な状況にあります。これらの層は、パスワードが流出することで瞬時に資産を失うリスクを抱えています。

何がその原因なのか?



調査によると、設定手順の難しさやリスクに対する教育の不足も大きな要因と考えられています。在宅での取引が増え、多くの人が暗号資産に投資を始める一方で、実際のセキュリティ対策の重要性を軽視してしまっている状況が見て取れます。

特に、少額であるがゆえの安心感が、本来潜むリスクを覆い隠していることが分かります。無知や過信によって、自らを危険にさらしていると彼らは気づいていないのです。それが犯罪者にとって、最も狙いやすいターゲットとなってしまいます。

収入層別のセキュリティ意識の差



さらに分析を進めると、資産額が増えるにつれ2FAの設定率が高くなるという明確な傾向があります。500万円以上の保有層においては56.0%が全てのサービスに2FAを設定していると回答しており、これは1万円未満の層の約2倍です。このことから、高額投資家ほどリスクを理解し、セキュリティ対策を行っていることが分かります。

まとめ



暗号資産取引においては、セキュリティ対策の重要性を再認識し、全ての投資家が自己防衛意識を高める必要があります。特に、自己責任が重要なこの市場では、わずかな設定の手間を惜しむことで取り返しのつかない事態を招くよ可能性があることをしっかりと認識しなければなりません。セキュリティ対策は単なるオプションではなく、必須の要素です。今からでも遅くないので、しっかりとした防護策を構築しましょう。


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会社情報

会社名
株式会社Clabo
住所
東京都港区六本木一丁目4番5号アークヒルズ サウスタワー16階
電話番号

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