大学生と共創する環境意識向上プロジェクト
阪急阪神ホールディングスは、2025年10月3日より、沿線に位置する6つの大学との共創プロジェクトを開始します。この取り組みは「環境問題の自分ごと化」をテーマにしたポスターの制作です。関与する大学には、大阪大学、関西大学、関西学院大学、神戸大学、武庫川女子大学、立命館大学が名を連ねています。
プロジェクトへの参加者は約40名の学生で構成されており、今後5回のワークショップを通じて、環境問題について深く学び、その知識をもとにオリジナルポスターを制作します。プログラムは、具体的には環境省の「デコ活」の中から、「移動手段」「食べ物」「ファッション」の3つのテーマを中心に展開されます。環境省ライフスタイル推進室から講師を招き、いかにこれらのテーマを日常生活に取り入れていくかを学ぶことが目的です。
プロジェクトの流れ
ワークショップは、以下の日程で開催されます:
- - 10月3日(金): オリエンテーション・環境問題の基礎学習
- - 10月10日(金): 課題解決の方向性を決定
- - 10月24日(金): ポスターのクリエイティブ方針を決定
- - 11月28日(金): 実制作内容の確認
- - 12月19日(金): 完成したポスターの振り返りと意見交換
これらのワークショップは、大阪市内の複数の施設で行います。最終的に完成するポスターは、阪急電車及び阪神電車の車内掲出を予定しています。2026年1月上旬から、「阪急阪神全線カーボンニュートラル運行記念ラッピング列車」において、お客様にも目に触れる機会が設けられる予定です。
学生の意気込み
参加予定の学生たちは、環境問題に対する思いを語っています。例えば、
関西大学の徳山樹里さんは、プラスチックごみに苦しむ海洋生物を見てから環境問題への関心が高まり、今回のプロジェクトを通じてさらなる意識向上を目指しています。彼女は「日常生活に取り入れやすい環境保護のメッセージを発信したい」と語ります。
また、
神戸大学の多田悠人さんは「社会課題の解決」に興味があり、普段の生活からエコを意識していると言います。ポスター制作の過程を通じて、地域の人々と環境問題について考え、具体的な行動を促すきっかけを創出したいと熱意を示しています。
まとめ
阪急阪神ホールディングスのこのプロジェクトは、学生たちの環境問題に対する理解を深め、彼らの視点を社会に発信する貴重な機会を提供します。また、これを通じて新しいネットワークを築き、持続可能な社会に向けた意識の高まりを促します。学生たちが創り出すポスターには、彼らのリアルな視点が映し出され、多くの人々に影響を与えることが期待されています。阪急阪神ホールディングスは、この取り組みを通じて、沿線のお客様とのつながりを深め、持続可能な未来への一歩を共に歩んでいきます。