ユニークな社内交流施策で新入社員を支えるウェイブ
新しい環境への不安を抱える新入社員。特に4月の入社シーズンは、このような不安がピークに達します。電子コミック事業やアニメ制作を手掛ける株式会社ウェイブは、こうした不安を和らげるための独自の取り組みを行っています。今回はそのユニークな社内交流施策を紹介します。
ウェイブは、企業理念として「メンバーが65歳まで成長し続ける」を掲げ、ただ仲良くなるだけでなく、業務時間を有効活用した社内イベントを実施しています。これにより、新入社員が肩の力を抜いて能力を発揮できる環境を整えています。
組織の拡大と交流の重要性
2010年に設立されたウェイブは、わずか3名からスタートし、230名規模の企業に成長しました。しかし、組織が拡大するにつれて、「縦割り」や「帰属意識の低下」といった新たな課題も浮上しました。新入社員がスムーズに会社に馴染み、実力を発揮できる環境作りが急務となったのです。
そこでウェイブは「戦略的社内交流」を導入し、偶発的なイノベーションや離職防止につなげ、強固な組織の基盤を築こうとしています。実際、「社内イベントの存在が“これからもこの会社で働き続けたい”理由の一つ」と答えたメンバーは、約70%にも上りました。
全社員が参加できるイベント
ウェイブでは約3か月ごとに「全社イベントデー」を設定し、業務を一時停止して実施します。現在約220名の社員が在籍し、そのうち150名が参加する規模となるこのイベントは、一般的な飲み会とは異なり、業務時間内に行われるため育児中の社員なども参加しやすい環境が整っています。このイベントは、部署や役職を越えた交流を促す「組織投資」として位置付けられています。
コミュニケーション重視の運動会
全社イベントデーの人気企画には、オリジナルのルールで行う社内運動会があります。一般的なスポーツ競技とは異なり、「コミュニケーション量」を増やすことが目的です。具体的な競技には、大きなバトンを使ったリレーや、卵型のボールを使ったチームプレイなどがあり、部署や役職を越えたチームビルディングを促進します。
「Fika」でのリラックスした交流
さらに、月に一度行われる「Fika(フィーカ)」は、北欧文化のコーヒーブレイクを取り入れたものです。このイベントでは、お菓子や飲み物を楽しみながら雑談を行い、緊張をほぐしつつ部門間のコミュニケーションを促進しています。毎回約60名が参加し、気軽に話すことで業務にも良い影響を与えています。
趣味を通じたナナメの関係
そして、ウェイブでは部活動・同好会制度を導入しており、「DJ同好会」「軽音部」「テレビゲーム部」など、現在31団体が活動しています。会社は1人あたり2,000円の活動費を支給し、経済的な負担なく趣味を楽しむことができます。このようなコミュニティは、部署や役職を超えた「ナナメの関係」を生み出し、日常業務でも相談しやすい環境作りにつながっています。
ウェイブのミッション
株式会社ウェイブは「ITとコンテンツで新たな感動を創出する」というミッションを持ち、デジタルエンターテインメント業界で積極的に活動しています。電子コミックやアニメ制作など、幅広いサービスを展開し、グローバル展開にも注力しています。社内交流施策を通じて、社員の成長を支え、より良い企業文化を築いていくことを目指しています。