新たな建築設計支援ツール「Lightning BIM AI Agent」が登場!
株式会社Arentは、2025年8月末に建築設計業務を支える新たなAIツール「Lightning BIM AI Agent」をリリースすることを発表しました。このツールは、建築業界では広く使われているBIMソフトウェア「Autodesk Revit」と連携するアドイン型のAIアシスタントです。ユーザーは自然言語で指示を入力するだけで、煩雑な作業や繰り返しの操作をAIが自動で実行してくれるという、効率化を図る画期的な機能を備えています。
Arentの戦略と本製品の位置づけ
Arentは、建設業界の業務をSaaS(サービスとしてのソフトウェア)アプリケーションを通じて機能単位で改革することを目指しています。API連携により、異なるアプリケーション同士を統合する「アプリ連携型プラットフォーム」戦略を進行中です。「Lightning BIM AI Agent」はこの戦略の一環として開発され、特にBIM設計業務の属人性や反復作業にフォーカスしています。将来的には、この技術を構造設計や施工分野にも展開し、業務全体の自動化を強力に推進する計画です。
Lightning BIMシリーズの概要
「Lightning BIM」は、Autodesk Revitの機能を最大限に活かしつつ、BIM関連業務を直感的に行える環境を提供するソフトウェアシリーズです。シリーズ名は「光のように速く軽やかに業務を進められる未来」を象徴しています。これまでに第1弾「Lightning BIM 自動配筋」と第2弾「Lightning BIM ファミリ管理」がリリースされ、今回の「Lightning BIM AI Agent」はその第3弾として新たに加わります。
製品の詳細
- - 製品名: Lightning BIM AI Agent
- - 対象業務: Revitを用いた意匠設計、設備・構造設計、施工全般
- - 対象顧客: 設計事務所、ゼネコン、サブコンなどBIMを活用する企業
- - 提供形態: Autodesk Revit向けアドイン(クラウド連携型)
- - 価格: 詳しくはお問い合わせください
- - 提供開始日: 2025年8月末(Autodesk App Storeにて公開予定)
主な機能と利点
「Lightning BIM AI Agent」最大の特長は、自然言語による指示入力で煩雑な操作を自動化できる点です。たとえば、「全ての梁を柱と同じ面に揃えて」といった指示を入力すると、AIはそれに関連する情報を読み取って該当するすべての要素を特定し、処理を行います。これにより、従来必要だった複数の手順や手動での操作を省略でき、作業の効率化に繋がります。
- - 自然言語による操作: 専門知識が無くても、普段使う言葉で操作可能。
- - インテリジェント検索: 曖昧な表現でも、AIが文脈を読み取って正確に要素を特定。
- - 簡単インストール: 簡単な手順で導入可能。既存のワークフローを崩さずに利用できる。
- - 多言語対応: 日本語及び英語に対応し、国際的なプロジェクトにも適しています。
お問い合わせと今後の展開
本製品は2025年8月末にAutodesk App Storeでの提供を予定しており、初期導入を促進するために無償トライアルとプロモーション動画も用意される予定です。また、今後は施工BIMや構造設計への対応を拡充し、他のLightning BIMシリーズや特化型SaaSとの連携を進めることで、設計から施工、維持管理までを統合的に支援するAIプラットフォームへと発展させていく見込みです。
会社概要
株式会社Arentは、建設業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する企業であり、クライアントの課題解決に取り組む「DX事業」と、自社SaaSの展開に特化した「プロダクト事業」の二本立てで事業運営を行っています。
所在地: 東京都港区浜松町2-7-19 KDX浜松町ビル
代表者: 鴨林広軌
設立年: 2012年
公式ウェブサイト:
株式会社Arent